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この記事は、以下のような悩みを抱えている人に向けて書かれています。
- 会社から昇格論文の試験が出されたけど、論文なんて書いたことがないから書き方がわからない…。
- 急に課題をレポートにまとめろって言われたけど、レポートって何書けばいいの?
ちなみに僕は以下のような人間です。
- 小論文を独学で習得
- 小論文を使って大学に合格
- 昇格試験論文の代行をこなした経験あり→小論文代行サービス
独学の体験談を詳しく知りたい方は、以下のページを参照してください。
次の役職にステップアップするためや、何のためかよくわからないけどレポートを書かされるなど、急に大量の文章を書かなきゃいけなくなること、社会人なら誰でもあると思います。
でも、論文やレポートなんて今まで書く機会が無かったので、いきなり書けって言われても困りますよね…。
大丈夫です、ご安心ください。
会社から課された論文やレポートは、以下4つの構成で考えれば簡単に書き上げることができます。
- 課題
- 課題の解決策
- 解決策の懸念点
- まとめ+決意表明
マジでこれだけです。
序論とか本論とか、めんどくさい単語については考えなくていいですよ。
では、この構成をさらに深堀りしていきますね。
最後に例文もつけますので、ぜひ参考にしてください。
【4つの構成を意識しよう】昇格試験論文の「王道の書き方」教えます
繰り返しになりますが、会社から課された論文やレポートを書くときは、以下4つの構成を意識してください。
- 課題
- 課題の解決策
- 解決策の懸念点
- まとめ
では、それぞれのポイントを詳しく説明します。
①課題→基本的には1つに絞ろう
まず最初に書くことは、「課題」です。
なぜ課題を最初に書くべきかというと、「会社から課される論文やレポートは、課題を前提としたものが基本」だからですね。
課題というのは、以下のような話のことです。
- 今、会社が抱えている問題→人手不足など
- 今、会社が目標としていること→売上を先月比110%にするなど
どんな会社にも、問題や目標がありますよね?
それを1つに絞って、詳細を書けばOKです。
と、思われたかもしれませんが、理由は「課題を2つ以上書くとと内容がブレるから」です。
いろんな課題を抱えていて、いろいろ書きたい気持ちはわかるのですが、いろいろ書くと、結局何も伝わらない文章になります。
なので課題は、1つに絞ってください。
②課題の解決策→まずは結論を書こう
次に書くことは、「課題の解決策」です。
具体的には、以下の順番で課題の解決策を書きましょう。
- 結論
- 理由
- 具体例
この順序で解決策を書くと、めちゃくちゃ読みやすい文章になります。
これが鉄板の流れになるので、必ず覚えておいてください。
この順序で書いた例文を最後に公開しますので、お楽しみに。
③解決策の懸念点
課題の解決策を書いたら、次に「解決策の懸念点」を書きます。
理由は、懸念点も同時に書かないと、課題としっかり向き合っていない印象を与えるからです。
例えば「人出不足」という問題を解決する方法として、「人を採用すればいいじゃないですか?」とだけ言われたら、なんかムカつきません?
「その人を採用するのが難しくて困っているのに、正論だけ言ってんなよ」と思われて終わりです。
どんな解決策にも、必ず懸念点はあります。
なのでその懸念点を洗い出して、その懸念点をも解決する方法を書く必要があるんですね。
ここがちょっとめんどくさいのですが、なんとか頑張ってください。
④まとめ+決意表明
最後は、今まで書いた以下の内容をサクッとまとめればOKです。
- 課題
- 課題の解決策
- 解決策の懸念点
ただし、文字数が限られている場合は、もっと短くまとめても構いません。
例えば、「今回は、~という課題を軸に解決策を論じた」くらいのあっさりしたまとめでもOKです。
まとめは基本的に新しい話は必要ないので、あなたが思っている以上にサクッとまとめれば大丈夫ですよ。
加えて、「書いてきた解決策を実行できるように頑張ります」的な決意表明を書くと、締まりのある文章になります。
なので、最後は決意表明で終えることをおすすめします。
流れとしては以上ですね。
こんな感じで、流れはめちゃくちゃかんたんなんですよ。
でも、まだ具体的なイメージがわかないと思いますので、次に例文を見てみましょう。
昇格試験論文の例文
課題:管理職としてこれから取り組んでいきたいことについて、800字でまとめてください。
①課題
私が管理職としてこれから取り組んでいきたいことは、「業務時間の削減」である。現在私のチームは毎日残業することが常態化しており、定時に帰れることがほとんどない。毎月超えてはいけない残業時間のラインをなんとか守っている状況で、いつ残業時間のラインを超えてしまってもおかしくはないというのが現状だ。今回は、業務時間を削減する方法及び、その方法に対する懸念点も交えて論じていく。
②課題の解決策
結論から言うと、業務時間を削減するためにはチーム内のメンバーと面談をし、無駄な仕事を洗い出すことが必要になると考えている。理由は、しばらくの間業務に関する面談を行っておらず、やる必要のない業務に時間を割いている可能性があると考えているからだ。例えば最近発覚した無駄な業務として、Aさんが売上の集計を手動で行っていたことが挙げられる。3ヶ月前に導入した会計システムを利用すれば、数分で終わる作業を、Aさんは1時間ほど掛けて処理していた。以上の例があったため、今後メンバーとの面談を徹底し、業務を削減したいと考えている。
③解決策の懸念点
ただし、面談を行うにあたっての懸念点もある。その懸念点とは、「自分の業務をどのように処理しているかを詳細に説明することは、意外と難しい」ということだ。唐突に「業務をどのように処理しているか?」と聞かれても、処理方法及び処理時間を細く説明することは、準備していないと案外答えられないものだ。そこで私は、面談を行う前に、業務内容を詳細に書き込めるフォーマットの作成から始めたいと思う。そのフォーマットに書いてもらった内容を元にじっくり面談を進めていけば、無駄な業務が浮き彫りになり、業務時間を削減できるだろう。
④まとめ
今回課題として掲げた「業務時間の削減」は今すぐにでも解決しなければならない、喫緊の課題である。さっそく、業務内容を書き込めるフォーマットを作成し、迅速に業務時間の削減を実現していきたいと思う。
どうでしょうか?
主張や懸念点がスッキリと伝わったと思います。
ぜひこの構成を丸パクリしてください。
昇格試験論文の「王道の書き方」:まとめ
いかがでしたか?
では最後にもう一度、構成を振り返りましょう。
- 課題
- 課題の解決策
- 解決策の懸念点
- まとめ+決意表明
以上4つの構成を守って書けば、合格レベルの文章は絶対に書けます。
では、論文・レポートの作成、頑張ってください!
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