この記事は、上のような悩みを持っている人に向けて書かれています。
では記事の詳細に入る前に、まずは軽く僕の自己紹介をさせてください。
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今回は、以下のお題で小論文を書いてみようと思います。
お題:リーダーシップを発揮してどのような仕事をしていきたいと考えているか?800字でまとめなさい

はい、リーダーシップを軸としたテーマは小論文において頻出されますけど、なかなか書くのが難しいですよね。
なんで難しいかと言うと、リーダーシップについて真剣に考える機会がそんなにないからです。
と悩んだ経験って、そんなに無いと思います。
ただ、人と関わる際にリーダーシップは求められるスキルですから、論文において出されやすいのです。
では、リーダーシップに焦点を当てた例文を書いていくので、ご覧ください。
そもそもリーダーシップとは?
「ある目的のために、集団をまとめて引っ張っていく能力」と思ってもらえればOKです。
【小論文・例文】リーダーシップを発揮するためにやるべきことは?
お題:リーダーシップを発揮してどのような仕事をしていきたいと考えているか?800字でまとめなさい
①私はリーダーシップを発揮して、新サービスの開発を迅速に進めたいと考えている。現在私の所属している部署では、テレワーク時における資料のやりとりをより円滑に進めることができるサービスを開発する予定がある。ただ、ゼロからの開発にはチームをまとめ、同じベクトルに向けて導くリーダーシップが欠かせない。では具体的に、私は具体的にどのような形でリーダーシップを発揮すればいいのか?
②結論から言うと、「新サービスによって生み出される価値を明確にし、チーム全体に共有させること」が具体的な行動として必要になると考えている。なぜなら、生み出される価値が明確になっていなければ、一致団結して開発に取り組むことはできないからだ。ゼロから新しいサービスを開発する作業には、多かれ少なかれ必ず不安がつきまとうものだ。その不安を完全に無くすことはできないが、私が先頭に立って生み出される価値を繰り返し伝えていくことで、チームを1つの方向にまとめていけると考えている。
③ただ、価値を繰り返し伝えていく行動にはある懸念点がある。それは、聞く姿勢ができていない人には言葉が響かないという懸念点だ。いくら私がしつこく説明しても、その人に聞く姿勢が無ければ何の意味もない。そこでまず取りたい行動は、チーム一人一人の声に耳を傾けることだ。なぜなら、相手の意見もちゃんと受け止めた上であれば、自分の意見も聞き入れてもらえたケースが多いからだ。相手が自分の話を聞いてくれないのは、その人に原因があるというよりも自身に原因があると考え、これからも行動していきたい。
④今回は、「新サービスによって生み出される価値を明確にし、チーム全体に共有させること」という行動を軸としつつ、新サービスの開発を迅速に進めたい想いについて論じた。ただ、この行動をスムーズに実行するためにも、まずはチームの声に傾聴することから実践していく所存である。
例文解説

いかがでしたか?
「新サービスによって生み出される価値を明確にし、チーム全体に共有させること」という意見を軸に小論文を書いてみました!
今回の小論文は以下4つの構成を意識して書かれています。
- テーマの解説と問題提起
- 問題の解決策
- 解決策の懸念点
- まとめ
それぞれ深堀りしていきますね。
①テーマ解説と問題提起
テーマの解説+問題提起という王道の書き出しです。
サラッとテーマにまつわる話をした後に、問題を投げかければOKです!
非常に使い勝手がいいので、ぜひ身につけてください。

②問題の解決策
①の問題提起に対する解決策を提示するという、オーソドックスな書き方です。
主張に加えて「理由」をいれたのがポイントです。
ただただ自分の意見を述べるだけでなく、その意見を補足する理由を入れることによって、説得力が増しますので覚えておきましょう。
- 主張→新サービスによって生み出される価値を明確にし、チーム全体に共有させる
- 理由→生み出される価値が明確になっていなければ、一致団結して開発に取り組むことはできないから
③解決策の懸念点
②で示した解決策の懸念点も洗い出すことで、より問題に向き合っている姿勢をアピールできます。
ただ、懸念点だけ上げて終わったら本末転倒なので、懸念点を解消する方法についても書くことが必要になります。
- 解決策の懸念点→聞く姿勢ができていない人には言葉が響かない
- 懸念点を解消する方→チーム一人一人の声に耳を傾ける
④まとめ
最後は今まで述べてきたことを、表現を変えて短くしただけです。
②と③の重要な部分だけを抜き出して伝えれば十分でしょう。
まとめの書き方は、要約の手法を身につければ簡単に書けるようになります。
ぜひ下記のページを参考にしてください。

「他の例文からも学びたい!」という人は下記のページへ。

複数のお題から学ぶことであなたの小論文の幅が広がり、どんなテーマにも対応できる力が身につきます。
また、今回の論文の構成は以下のページで詳細に解説しています。

テーマの振り返り・まとめ

リーダーシップについての論文を出されたら、「チームをどのように引っ張って、どのような結果を出したいのか?」という視点さえ忘れなければ、的はずれな内容にはならないはずです。
あと、リーダーシップというと何だか圧倒的なカリスマ性で人を引っ張ることをイメージしがちですが、そういうことじゃないので安心してください。
地道で目立たない性格だとしても、一人一人のことを考えて行動できていれば、それはリーダーシップを発揮していると言えます。
では、論文の作成頑張ってください!
最後までみていただき、ありがとうございました!
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