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・「小論文の問題で要約を求められたが、やり方がわからない人」
こんにちは、TKです。
私は小論文の書き方を、「たった1冊」の本だけで身につけました。
実際にその小論文を利用して、大学に合格したという実績を持っています。
今回の記事のテーマは「小論文の要約」です。
具体的には、
例:○○の文章を読んで、内容を200字で要約しなさい。
このような問題が出題された時の対処法と解答例をご紹介します。
コツさえつかめば要約はかんたんです!
それではご覧ください。
【かんたん!】小論文・要約の方法【意識するポイントは2つ】
要約をする際には以下の2点を意識します。
- 文章の流れをつかむ
- 補足はバッサリ切り捨てる
それぞれのポイントを深掘りしますね。
文章の流れをつかむ【流れを箇条書きしよう】
文章の流れをつかむことができれば、要約の8割は完了したようなものです。
わかりやすいように、例題と一緒に解説していきます。
まずは例題を出すので目を通してください。
例題:以下の文章を読んで、内容を200字で要約しなさい。
●SNSの適切な利用方法とは?
SNSは世界中の人々と気軽にコミュニケーションがとれる優れたツールだ。SNSを利用した商売も行われおり、仕事でもプライベートでも欠かせない存在と言える。一方、情報リテラシーが低い一部の人間によって、SNSが社会問題のきっかけになることもある。私達はSNSをどのように利用していくべきだろうか?
私はSNSを個人を発信する場として、若いうちから積極的に利用していくべきだと考える。なぜなら、これからは「個人」が活躍しやすい社会になるからだ。一昔の日本であれば、学校を卒業したら会社に入って働くのが当たり前だった。しかし今では、クラウドソーシングを利用して仕事をしたり、起業したりする若者が増えてきている。このように個人が活躍しやすくなると、SNSが自分の名刺代わりになる。個人で活躍していく環境を作るためにも、SNSは積極的に利用するべきだ。
しかし「SNSの利用には情報リテラシーが求められる。若者には使わせるべきでない」という意見もあるだろう。たしかに、SNSで犯罪行為を発信してバッシングを受けた例は枚挙に暇がない。この問題を解決するためには、利用を制限するのではなく、義務教育で情報リテラシーに関する授業時間を増やしていくべきだろう。利用の制限をすれば、SNSとの接し方がわからない大人が育つだけだ。問題があれば何でもかんでも制限するのではなく、適切な接し方を学ばせるのが正しい対処法だろう。
だいたいどのようなことが書いてあるか理解できましたか?
自分なりにでいいので、箇条書きで文章の流れを書き出してみましょう。
参考までに、わたしが箇条書きで書いたものをご覧ください。
文章の流れ
- SNSの簡単な解説
- SNSを個人を発信する場として利用するべき
- SNSは若者に使わせるべきでないという批判
- 利用を制限するのではなく、接し方を教えるべき
ざっくり4つの流れに分解できます。
あとは重要な部分を抜き出して文章にすれば、要約は完了です。
ではどのように重要な部分を抜き出せばいいのか?
その疑問には次の章でお答えします。
補足はバッサリ切り捨てる【具体例はいらない】
先程は、文章の流れを書き出しました。↓
- SNSの簡単な解説
- SNSを個人を発信する場として利用するべき
- SNSは若者に使わせるべきでないという批判
- 利用を制限するのではなく、接し方を教える
次は補足的な部分をバッサリ切り捨てる作業にはいります。
切り捨てる部分は具体例です。
おそらく「具体例って具体的にどこのことを言ってるの?」と思われたかもしれません。
理解しやすいように、例をあげて解説していきます。
例えば「②SNSを個人を発信する場として利用するべき」のパートで以下のような部分があります。
一昔の日本であれば、学校を卒業したら会社に入って働くのが当たり前だった。しかし今では、クラウドソーシングを利用して仕事をしたり、起業したりする若者が増えてきている。
これは主張を裏付けるための補足として書かれている具体例です。
つまりバッサリ切り捨てても、文章の流れが崩れることはないんですね。
このように、文章の説得力を増すために書かれている部分を見つけて削っていきましょう。
要約の解答例【自分の言葉も少し入れよう】
- 文章の流れをつかむ
- 補足はバッサリ切り捨てる
この2ステップを説明してきました。
後は箇条書きにした流れを文章にするだけです。
1つテクニックとして、自分の言葉で言い換えることを意識してください。
自分の言葉も織り交ぜることによって、「うまく要約している感」を出せます。
実際に解答例を見たほうが早いと思いますので、わたしが要約した文章をご覧ください。
●要約
SNSは世界中の人とコミュニケーションをとれる便利なツールだ。だが、間違った使い方が人を傷つけることもある。
そんなSNSだが、積極的に利用するべきだろう。理由は「個人」が活躍する、今後の社会に適したツールだからだ。
もちろん「情報リテラシーの低い若者の利用は制限するべき」との意見もあるだろう。
しかし、利用を制限するのではなく、義務教育で情報リテラシーの授業を行うのが正しい対処法だと考える。
ぜひ、参考にしてください!
まとめ
ここまで読み進めて頂き、ありがとうございます!
最後にこの記事で伝えたかったことを簡単にまとめます。
- 文章の流れをつかむ
- 補足はバッサリ切り捨てる
- 自分の言葉も織り交ぜる
この3ポイントを意識して要約すれば、合格点はとれるはずです!
それでは、小論文の勉強頑張ってください!