・「小論文の書き方を学びたい」
・「裁判員制度について考察したい」
こんにちは、TKです。
私は小論文の書き方を、「たった1冊」の本だけで身につけました。
実際にその小論文を利用して、大学に合格したという実績を持っています。
今回の記事は、小論文・例文集第15弾です。
お題はこちら。
お題:平成21年5月21日に始まった裁判員制度。この裁判員制度によって、一般の国民が裁判に参加するようになった。裁判員制度に対するあなたの意見を自由に800字以内で述べなさい。
あなたは裁判員選ばれたことはありますか?
私はありません。
そもそも13500人に1人の割合で裁判員は選出されるので、ほとんどの人には関係がないのかもしませんね。
余談ですが、実は裁判員制度をオードリーがネタにしています(笑)
結構面白いですよ!
そんな裁判員制度も今年で10年目を迎えました。
制度が作られた目的や背景、今までの実績などを踏まえて小論文を書いていきます。
- 小論文の書き方を学びたい人
- ニュース(時事ネタ)を考察したい人
にオススメの記事です。
それではご覧ください。
裁判員制度は意味ある?意味ない?【小論文・例文集第15弾】
お題:平成21年5月21日に始まった裁判員制度。この裁判員制度によって、一般の国民が裁判に参加するようになった。裁判員制度に対するあなたの意見を自由に800字以内で述べなさい。
① 平成21年に裁判員制度が始まった。制度の目的は、「刑事裁判の判決」と「市民の考え」の乖離を無くすことだ。この制度がきっかけになり、全くの素人も裁判に関わるようになった。制度が開始して10年が経過した今、果たして当初の目的は達成されているのだろうか?
② 私は、裁判員制度の目的は果たされていると考える。理由は、裁判員制度をきっかけに「わかりやすい」審理を心掛けるようになったからだ。具体的には、あらかじめ争点を絞ったり、ディスプレイを使用したりする工夫が施された。この工夫によって、市民にとって理解しやすい判決がでるようになったのだ。実際に裁判員裁判に参加した市民にアンケートをとったところ、97%が参加してよかったと回答した。これらのデータから裁判員制度によって、裁判の判決と市民の考えの溝が埋められたと言えるだろう。
③ しかし、裁判員制度にはある問題点がある。それは辞退率の高さだ。2018年の辞退率は7割近くにもなる。仕事や介護を理由に断っているのだ。市民に裁判を浸透させるためには、この辞退率の高さは見過ごせない。この問題を解決するためには、日給を見直す必要がある。現状では日給が1万円以内となってる。この金額では、わざわざ仕事や介護を休んでまで、裁判に行こうとは思えないのだろう。日給の低さが辞退の原因の1つだと考えられるので、候補者にとって魅力的な条件に変更するべきだ。
④ 裁判員制度が始まって10年が経過した。アンケートの結果から、判決と市民の考えの間にあった溝はある程度埋まってきたと言える。しかし候補に選ばれても、7割近くの人が辞退してしまうという問題がある。この問題を解決するために、まずは日給の見直しをはかるべきだと考える。
参考:NIKKEI STYLE
例文解説
いかかでしたか?
「裁判員制度は機能しているが、辞退率の高さが問題」という主張で小論文を書いてみました!
今回の小論文は以下4つのブロックで構成されています。
- テーマ解説
- 主張(裁判員制度は機能している)
- 主張の問題点(しかし裁判員制度は辞退率が高い)
- まとめ
ほとんどのテーマで「①テーマ解説」と「④まとめ」は必須項目になります!(指定文字数が少ない場合は、まとめをカットすることもある)
しかし②と③はテーマや書き方によって変化します。
今回の小論文は「②主張」「③主張の問題点」という構成です。
②では「裁判員制度は機能している」との主張を書きました。
機能していることを示す具体例や数字を入れたのがポイントです。
③では「裁判員制度の辞退率の高さ」という主張の問題点を上げました。
主張の悪い側面も書くと、そのテーマを色んな角度から見ているというアピールができます。
ぜひ書き方の一つに取り入れてください。
オマケとして、今回の小論文とは違う構成を解説したページを載せておきますので、参考にしてください。
様々な構成を身につけると、あなたの小論文の幅が広がります。
幅が広がれば、どのようなテーマが出題されても対応できるでしょう。
まとめ
裁判員制度ってあんまり良いイメージを持っていなかったのですが、わかりやすい裁判をする要因になっているようで安心しました。
参加した人の97%が参加してよかったと答えたのは驚きですよね。
裁判員制度が導入されるのは刑事裁判ですから、結構悲惨な事件を扱うこともあるはずです。
それでも参加した意義を感じさせるのは、興味を惹かれますね。
私も一度参加してみたいと思いました。
そのためには13500人の中から選ばれる強運が必要ですね…
今回の記事は以上になります!
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最後まで見ていただき、ありがとうございました!