この記事は、上のような悩みを持っている人に向けて書かれています。
では記事の詳細に入る前に、まずは軽く僕の自己紹介をさせてください。
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今回は、以下のテーマの例文を書いていきます。
保育士として大切なことは何だと考えていますか?あなたの考えを800字でまとめてください。

保育士として大切なこと。
ザックリとしていて、なんだか書くのが難しそうですね。
ただ、コツさえつかめば自分の想いを表現することは誰でもできますのでご安心ください。
コツに関しては、例文と共に解説していきます。
また、保育士を目指す方は小論文を書く機会などこれまで全く無かったと思いますので、初心者目線のお話も書いていきますね。
小論文ってそもそも何だろう?

おそらくこの記事を読む方は、
という悩みを持っている可能性が高いので、まずは小論文そのものの意味についてお伝えします。
結論から言うと、「自分の主張をまとめた文章」のことです。
それ以上でもそれ以下でもありません。難しく考えなくて大丈夫です。

ただ、自分の主張をまとめるって、意外と難しいですよね。
ただ、なんで難しいと感じるかと言うと、書き方を知らないからなんです。
したがって、この記事で書き方を学べば、難しいという気持ちはだいぶ解消されていきます。
では次に例文をつけて解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
【小論文・例文集】保育士として大切なことは?
保育士として大切なことは何だと考えていますか?あなたの考えを800字でまとめてください。
結論から言うと、「子供の体調の変化を見逃さないこと」が保育士として大切な事だと考えている。なぜなら、子供は体調の変化が起きやすい上に、その体調の変化を上手く大人に伝えることが難しいからだ。だからこそ、私たち保育士には一人一人の子供を注意して見守る姿勢が求められる。
以上を踏まえて私は実習中に、「一人一人の子供の個性を把握すること」に努めてきた。なぜこのような行動に努めてきたかと言うと、一人一人の個性を把握しておかなければ、些細な変化に気づくことができないからだ。知識として、幼い子どもの症状を見るポイントを知ってはいるが、それだけでは不十分だと考えている。実習を通じて気づいたことなのだが、学んだ知識はあくまでも土台作りにすぎず、それだけでは保育士の仕事を全うすることはできない。一人一人の子供には個性があり、マニュアル通りの対応だけでは最善の保育は提供できないのだ。だからこそ、「一人一人の子供の個性を把握すること」が大事という信念に基づいて子供たちと接してきた。
ただ、まだまだ個性を把握するには不十分だったと反省しており、その点を今後改善していきたいと思っている。具体的には、親御さんとのコミュニケーションをもっと増やしていこうと考えている。私は子供に注目しすぎたが故に、親御さんとのコミュニケーションが疎かになっていた。ただ、子供の個性を一番把握しているのは当然親御さんなので、今後はまず親御さんから子供の個性を把握することに努めたい。
今回は、「子供の体調の変化を見逃さないこと」という信念を元に、取り組んできたことと今後の展望について述べた。先述したようにまだ未熟な点はあるが、その未熟な点を常に改善しつつ、貴園で最善の保育を提供していく所存である。
【例文解説】

通読お疲れさまでした!
「子供の体調の変化を見逃さないこと」という主張を軸に小論文を書いてみました!
この小論文は以下4つのブロックで構成されています。
- 主張
- 今までやってきたこと
- 今後やっていきたいこと
- まとめ
それぞれのブロックを簡単に解説していきますね。
①主張
まずは、「自分はこういう考えを持っています!」ということをスパッと書いちゃいましょう。
結局のところ読み手が知りたいのは「あなたの主張」ですから、最初に書いておくことをオススメします。
また、併せてその主張を述べた理由を書くことで、主張に説得力を持たせています。
- 主張→子供の体調の変化を見逃さないこと
- 理由→子供は体調の変化が起きやすい上に、その体調の変化を上手く大人に伝えることが難しいから
②今までやってきたこと
主張を書いたら、次にあなたがその主張のために何をやってきたかを書きます。
併せて、やったことの結果や気づきなどを入れると、やってきたことの話が深まります。
- やってきたこと→一人一人の子供の個性を把握すること
- 気づき→一人一人の子供には個性があり、マニュアル通りの対応だけでは最善の保育は提供できない
③今後やっていきたいこと
やってきたことを書いたら、次に「やっていきたいこと」を書きましょう。
過去の事だけじゃなくて、未来の事も読み手は知りたいですからね。
今回は、「未熟な点を補うための行動」を書きました。
なぜかと言うと、将来性をアピールできるからです。
もし採用試験であれば、例文のように将来性を感じさせる書き方は有効になります。
- 未熟な点→個性を把握するには不十分だった
- やっていきたいこと→まずは親御さんとのコミュニケーションを取ることに努める
④まとめ
今回は採用試験を想定して書いたので、決意表明的な締めにしました。
ただ、まとめの部分はある程度自由に書いてOKだと考えています。
最後に言いたいことがあればそれを書いてもいいですし、自分の熱意をアピールしておきたければ、アピールしてもいいです。
今まで書いてきたことを、わかりやすくもう一度端的に述べるのもOKです。
「他の例文からも学びたい!」という人は下記のページへ。

複数のお題から学ぶことであなたの小論文の幅が広がり、どんなテーマにも対応できる力が身につきます。
また、今回の例文は以下のページの構成を使用しています。

書き方を身に着けたい方は参考にしてください。
【テーマの振り返り】

保育士の採用試験では小論文を求められることが多いのですが、大抵の方は戸惑うと思います。
いきなり書けといわれても、書き方がわかりませんからね。
ただ、今回の構成を参考にしていただければ、どんな方でも自分の想いを表現できると思います。
また、「保育士として大切なこと」に正解はありませんから、自分なりの気持ちを存分に表現してください。
では、以上となります。
小論文の作成頑張ってください。ありがとうございました!
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