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小論文

【終末期医療】患者への適切なケアとは?【小論文・例文集第24弾・看護医療編】

・「終末期医療について考察したい」
・「小論文の書き方を学びたい」

こんにちは、TKです。

私は小論文の書き方を「独学」で身につけました。

実際にその小論文を利用して「大学に合格」という実績を持っています。

 

今回の記事は、小論文・例文集第24弾です。

お題はこちら。

お題:終末期医療をどう患者に施していくかが話題になっている。あなたが考える適切な終末期医療を800字以内でまとめなさい。

 

終末期医療とは?

患者の病気や怪我を完治させることが不可能になってしまった場合に行われる医療のこと。肉体的な治療(キュア)ではなく、精神的な治療(ケア)に重きが置かれるのが特徴。

 

患者を完治させることが医者の使命です。

しかし治すにも限界はあります。

もう助けてあげるのが無理となった場合、どのような治療を施していくのが適切だと思いますか?

 

今回の記事では「終末期医療」をテーマに小論文を書いていきます。

看護医療業界を目指す方はぜひ押さえてほしい記事です!

 

それではご覧ください。

【終末期医療】患者への適切なケアとは?【小論文・例文集第24弾・看護医療編】

お題:終末期医療をどう患者に施していくかが話題になっている。あなたが考える適切な終末期医療を800字以内でまとめなさい。

① 今、終末期医療の在り方が問われている。終末期医療とは、完治が不可能になった患者に対して行われる治療のことだ。肉体的な治療ではなく、精神的な治療に重きが置かれるのが特徴であるため、決まりきった正解がないという難しさがある。適切な終末期医療を施すためには、どのような対処が適切だろうか?

② 私は、患者自身が残りの人生をどう過ごすかを決めて、医者は精神的なケアに徹することが適切な終末期医療だと考える。理由は、自分自身で時間の過ごし方を決めないと、限られた時間を充実して過ごせないからである。亡くなる前の後悔として多いのが「自分らしく生きればよかった」という声である。最後の時間を他人任せにしていては、患者に後悔の念を抱かせたまま、死を迎えさせることになってしまう。医者は精神的なケアに徹し、行動の選択は患者に委ねるべきだろう。

③ しかし精神的なケアに重きを置くことを、非難する人がいるのも事実だ。例えば、肉体的な治療をしないで、精神的なケアに徹した看護師がいた。その人は「患者を見殺しにした」と言われてしまったそうだ。果たしてこの非難は正しいだろうか?私は正しいとは思わない。その選択を患者がしたのであれば、それが適切な治療なのだ。無理にチューブを繋げて延命させることをスパゲッティ症候群と言うが、これはただ延命させているだけで、患者のためになっているかどうかは疑問だ。「患者を見殺しにした」という意見は、患者の精神的な面を全く無視した、的はずれな非難だろう。

④ 終末期医療は決まりきった正解がない、難しい考え方だ。肉体的な治療が無理になった場合、医者は精神的なケアに徹し、これから先どう過ごすか?ということに関しては患者に委ねるべきだ。患者任せにすることを「見殺し」という人もいるが、それは違う。なぜなら限られた時間を自分で決めることで、患者は残りの人生を悔いなく過ごすことができるからだ。

例文解説

通読お疲れさまでした!

 

「これからの選択は患者に委ね、医者は精神的なケアに徹するべき」という主張を軸に小論文を書いてみました!

 

この小論文は以下4つのブロックで構成されています。

  1. テーマ解説と問題提起
  2. 主張(これからの選択は患者に委ね、医者は精神的なケアに徹するべき)
  3. 主張に対する批判(肉体的な治療をしないのは見殺しだ→それは精神的な面を無視した的はずれな非難だ)
  4. まとめ

 

それぞれのブロックを簡単に解説していきますね。

①テーマ解説と問題提起

小論文のテーマを解説した後に問題提起をするという、小論文の基本の書き方です。

特にこだわりが無ければ、この始め方で書けばOK。

【小論文】書き出しの極意【例文つき】「小論文をどのように書き出せばいいのかわからない…」こんな悩みを抱えている方に向けて書かれた記事です。例文付きで簡潔に説明していますので、すんなり理解できます。...

非常に使い勝手がいいので覚えておきましょう!

②主張

主張は小論文のメインですね。

①で問題提起をしたので、②では解決策を述べるのが自然な流れになります。

 

主張に加えて「理由」「事実」を書くと、説得力が増しますので、積極的に入れていきましょう!

 

今回の場合↓

  • 理由→患者が残りの時間を充実して過ごせる
  • 事実→亡くなる前の後悔として、「自分らしく生きればよかった」との声が多く聞かれる。

③主張に対する批判

あえて自分の主張を批判するのは、小論文の鉄板テクニックです。

小論文が議論しているような形式になり、文章に深みが出ます。

 

しかし最後は、批判に対する反論で締めるようにしてください。

 

自分の主張を批判だけして締めたら、自分の主張に悪い印象を与えたままになってしまいます。

それでは本末転倒ですからね。

 

今回の場合↓

  • 批判に対する反論→精神的な面を無視した的はずれな非難だ

④まとめ

最後は今まで述べてきたことを、表現を変えて短くしただけです。

②と③の重要な部分だけを抜き出して伝えれば十分でしょう。

 

オマケとして、今回と同じ構成の小論文を詳細に解説したページを載せておきますので、参考にしてください。↓

800字の小論文の「王道の書き方」教えます【私はこれで大学入りました】 この記事を読むメリット 800字の小論文の構成を習得できる 800字の小論文の解答例を見ることができる ...

 

「他の例文からも学びたい!」という人は下記のページへ。

小論文・例文集【定期的に更新中!】

複数のお題から学ぶことであなたの小論文の幅が広がり、どんなテーマにも対応できる力が身につきます。

テーマの振り返り、感想

どんなに医療技術が進歩しても、死を避けることはできません。

だったら、もう助かる見込みが無いとなった場合、潔く諦めて残りの人生を有意義に過ごすべきなのかな?と思います。

無理に延命しても、誰も幸せにならないですからね…。

 

難しい問題ですが、あなたもいつかは直面する問題です。

自分の死期が来た時に適切な判断ができるよう、自分の中で軸をしっかりと持っておきたいですね!

今回の記事は以上になります!

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最後まで見ていただき、ありがとうございました!

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