この記事は、上のような悩みを持っている人に向けて書かれています。
では記事の詳細に入る前に、まずは軽く僕の自己紹介をさせてください。
独学の体験談を詳しく知りたい方は、以下のページを参照してください。
小論文で「だろう」は使っていいのか?
結論から言うと、使ってOKです。
では、なんで使っていいかを解説していきますね。
小論文で「だろう」は使っていいの?【結論→使ってOK】
なぜ「だろう」を使ってもいいのか?
理由は、「小論文では、確定的じゃないことを主張することもあるから」です。
例として、以下の文章をご覧ください。
もちろん、「高校になれば給食は無くなるのだから、中学校で廃止しても問題はない」という反論もあるだろう。たしかに高校になれば給食は無いのだが、代わりに学食がある。つまり、高校にも給食に代わるような制度はあるのだ。つまり、もし中学校で給食が廃止されれば弁当を用意する他なく、必然的に親の負担が増えてしまうのだ。
これは、「中学校で給食は廃止するべきでない」という主張に対する反論として書いた文章となります。
ただ、ここで書いている反論は誰かから直接言われたわけじゃなくて、僕の想像で書いています。
だから、「だろう」という曖昧な表現をしています。
直感的にどう思うかが重要
上の例の文章を見て、まず直感的にどう思いましたか?
「だろう」という表現に大して違和感を抱かなかったですよね。
ここで強調しておきたいのは、「読み手はそこまで厳格なルールを前提として評価していない」ということです。
例えば小論文では、「思う」を使うかどうかで悩んでいる人もいます。
結論だけ言えば、「思う」も使っていいに決まっています。
だって、小論文は自分の想いを表現する資料でもありますからね。
「~と思う」という表現が駄目なわけがありません。
ただ、使いすぎはNG
「だろう」は使ってもOKなのですが、多用はNGです。
なぜなら、曖昧な表現であるために、多用すると頼りない文章になってしまうからです。
例えば、以下のような文章があったらどう思うでしょうか?
結論から言うと、「得た知識を実践すること」で、学んだことを活かせると主張できるだろう。なぜなら、実践することでその人の人生に変化が生じるからだ。例えば知識として「運動によってホルモンが分泌され、結果としてストレスに強くなる」ということを知っていても、その人の生活に変化は生じないだろう。したがって、得た知識は実践に落とし込むようにと伝えれば学びを活かすことができ、勉強の意義も感じられるようになるだろう。
はい、いかがでしょうか?
この短い間に3回「だろう」が使われると、やや頼りなくなっていますよね。
したがって、本当に曖昧な表現しかできない部分にだけ使うようにしましょう。
細かいことよりも、重要なのは構成を覚えること
小論文を書き慣れていない方は、今回のように細かい言葉遣いが気になってしまうものです。
ただ、正直なことを言わせてもらえば、細かい言葉遣いなど大して重要じゃないです。
重要なのは、「小論文らしい構成を覚えること」です。
例えば以下の記事の構成を使えば、小論文らしい文章を書けるようになります。
そして実際に書く際には、細かい言葉遣いは後回しでもOKです。
どうせ完璧な小論文なんて誰にも書けません(僕だって書けません)から、重要なところをまずは押さえるようにしましょう。
重要なところがちゃんと出来ていれば、細かい部分など大した問題じゃありません。
まとめ
今回は、「だろう」は使ってもOK!というお話をしました。
しつこいようですが、重要なのは細かい言葉遣いよりも構成を覚えることですから、ぜひ構成を身につけることに時間を割いてほしいなと思います。
では、以上となります。
小論文の作成頑張ってください!
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