「受験やテストで小論文が必要になったが、何から手をつけていいか全くわからない人」
こんにちは、TKです。
私は小論文の書き方を、「たった1冊」の本だけで身につけました。
実際にその小論文を利用して、大学に合格した実績を持っています。
今回の記事では、小論文を書く上で押さえてほしい6個のコツを紹介します。
- 作文と小論文の違い
- 語尾の使い方
- 理想的な文字数
- 基本的な構成
- 文字数やテーマによって構成は変わる
- 手を動かそう
この記事を読んでもらえれば、「小論文を学ぶための土台」を作り上げることができます!
ここで教えるコツを知っているのと知っていないのでは、今後の学習効率に大きな差が生じるでしょう。
小論文のことをなんにも知らない「完全初心者」の人にぜひ読んでほしい記事です。
それではご覧ください。
作文と小論文の違い【小論文に感想はいらない】
まずは「作文」と「小論文」の違いをはっきりさせておきましょう。
- 作文→自分の感想をまとめた文章を書く
- 小論文→自分の主張をまとめた文章を書く
たった二文字しか変わりませんが、とても大きな違いです。
大事なことなので繰り返します。
作文では自分の感想を元に文章を書きますが、小論文では自分の主張を元に文章を書きます。
もう少し言うと、小論文には客観的視点や正しい知識が求められます。
理由は、小論文のテーマには社会問題が選ばれることが多いからです。
- 問題を多角な面から見れているか?
- 正しい事実を把握できているか?
という点を評価されています。
なので個人的感情はあまり必要ないんですね。
できる限り感情を排除して、事実や理論に基づいた文章を心がければOKです。
テーマによっては感情も必要?
いきなり矛盾したことを言うようですが、感情が必要な時もあります。
それは「あなた」のことをテーマに設定された場合です。
- あなたの将来の夢は?
- あなたが○○の職業を目指したきかっけは?
- あなたが学生時代に頑張ったことは?
このようにあなたのことについて聞かれたら、むしろ感情的な描写も必要になります。
語尾の使い方【一瞬で身につきます】
小論文は作文ではないので「ですます調」の語尾で書かないほうが無難です。
小論文は「である調」で書きましょう!
「ですます調とかである調ってなんだよ…」と思われたかもしれません。
わかりやすく箇条書きにしましたので、目を通しておいてください。
・~です
・~ます
・~でした
・~でしょう
・~ません
・~である
・~だ
・~だろう
・~ない
感覚的に言うと、敬語を使わずに言い切る感じです。
ここらへんは無理に意識しなくても、自然と慣れてくるので心配いりません。
理想的な文字数【相手の立場になればわかる】
小論文に関する質問としてありがちなのが「何文字書けばいいんですか?」という問いです。
答えを言いますね。
制限文字数に近ければ近いほど良いです!
例えば「800字以内で書きなさい」という条件の小論文が出題されたら、できるだけ800字に近い文字数を書くのが理想です。
これはあなたが問題を出す立場になってみれば、簡単にわかることです。
仮にあなたが、「800文字以内で小論文を書いてきてね」と頼んだとします。
そして書いてもらった小論文を見た時、「300文字」で完結していたらどう思うでしょうか?
「こいつやる気ないな」と思うでしょう。
なので私は、小論文を書く時は「制限文字数の9割」を目標に書いています。
9割書いておけば、文字数で評価を下げられることはありません。
基本的な構成【ざっくり理解すればOK】
だいたいの小論文は、以下の3項目で構成されています。
- 序論
- 本論
- 結論
漢字の並びだけだとわかりにくいですよね…。
かみ砕いて言うと、
- 序論→テーマの情報整理、問題提起など
- 本論→自分の主張
- 結論→まとめ
こんな感じになります。
厳密に言うともう少し細分化できるのですが、まずはざっくり覚えてもらえばOKです。
細かい部分は書いているうちに身につきます。
①最初にテーマの話をして→②その後に自分の主張を書いて→③最後にまとめる。
この流れがオーソドックスな構成だと理解できれば大丈夫です。
参考として、「構成の1例」を詳しく解説しているページを貼っておきますね。
また、あらゆるテーマで小論文を書いていますので、そちらも参考になると思います。
興味がある方はご覧ください。
テーマによって構成は変わる【柔軟に対応しよう】
- 序論
- 本論
- 結論
この流れが小論文の基本的な構成だと説明しました。
しかし、構成の中身はテーマによって柔軟に変えなければなりません!
例えば地球温暖化がテーマの小論文を書くとすると、
- 序論→地球温暖化の原因と影響
- 本論→地球温暖化の解決策
- 結論→今まで述べてきたことのまとめ
と書くことができます。
しかしお題が「あなたが学生時代に頑張ったことは?」だとどうでしょうか?
原因とか解決策があるわけではないので、構成の中身を新たに考える必要がありますよね。
このように、お題によって構成の中身は微妙に変わるのです。
実際の試験で慌てないためにも、どんなテーマにでも対応できる柔軟さを身につける必要があります。
その柔軟さを身につけるためには、いろんなテーマで小論文を書く訓練が必要だということを覚えておきましょう。
必ず手を動かそう【結局のところ努力は必要】
ここまで5つのコツについて説明してきました。
- 作文と小論文の違い
- 語尾の使い方
- 理想的な文字数
- 基本的な構成
- 文字数やテーマによって構成は変わる
これらのコツを身につけるには、実際に小論文を書くことが不可欠です。
たまに「読むだけでOK」みたいな本がありますが、わたしはオススメしません。
「寝てるだけで100万円稼げる!」みたいな宣伝につられているのと一緒です。
結局のところ努力は必要だということを忘れないでくださいね。
まとめ
ここまで読み進めて頂き、ありがとうございます!
最後にこの記事で伝えたかったことを簡単にまとめます。
- 小論文には自分の意見が必要
- 語尾は「である調」で書く
- 文字数は制限文字数の9割が目標
- 序論、本論、結論の3構成が基本
- 全ての小論文が1つの型に当てはまるわけではない
- 必ず手を動かそう
今回ご紹介した「コツ」を抑えてもらえれば、確実なスタートダッシュを切ることができるでしょう。
小論文の勉強頑張ってください!
今回の記事は以上になります!
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最後まで見ていただき、ありがとうございました!