この記事は、上のような悩みを持っている人に向けて書かれています。
では記事の詳細に入る前に、まずは軽く僕の自己紹介をさせてください。
独学の体験談を詳しく知りたい方は、以下のページを参照してください。
今回取り扱うテーマは以下の通りです。
テーマ:中学校で給食は必要なのか?必要な否かを明確にした上で、あなたの考えを800字以内でまとめなさい。
中学校で給食が出るのが当たり前だと思って生きてきましたが、実は「中学校の給食を廃止するべきか?」という議論が交わされているみたいですね。
廃止に当たっては賛否両論あって、まさに小論文で取り上げるのにピッタリのテーマだと思います。
では、例文を書いていきますね。また、例文の後に詳しい解説もつけますので、ぜひそちらも参考にしてください。
【小論文例文集・800文字】中学校で給食は必要なのか?
テーマ:中学校で給食は必要なのか?必要な否かを明確にした上で、あなたの考えを800字以内でまとめなさい。
今、中学校の給食を廃止するか否かという議論があらゆる学校で交わされている。議論が交わされている理由は様々ある。例えば、「給食費を払わない家庭がいるから」「個々のアレルギーに対応できないから」「好みは子どもによって違うから」といった理由だ。以上の理由を踏まえれば、給食はやはり廃止したほうがいいのだろうか?
結論から言うと、私は給食を廃止しないほうがいいと考える。なぜなら、給食が廃止されれば親が食事を用意することになり、親の負担が増加するからだ。なぜ親の負担が増えることが問題かと言うと、少子化を加速するキッカケとなるからだ。日本は少子高齢化が進んでいる国であり、この問題の解決は急務となっている。そこに、給食の廃止が決定したらどうなるだろうか?ますます子どもを持つことへの負担感が増し、少子高齢化の解決を遅らせることになる。ここで強調しておきたいのは、実際に親の負担がどれだけ増えるかは大きな問題ではないということだ。「親の負担が今後も増えていきそうな世の中だな」と受け取られることが問題なのだ。
もちろん、「高校になれば給食は無くなるのだから、中学校で廃止しても問題はない」という反論もあるだろう。たしかに高校になれば給食は無いのだが、代わりに学食がある。つまり、高校にも給食に代わるような制度はあるのだ。つまり、もし中学校で給食が廃止されれば弁当を用意する他なく、必然的に親の負担が増えてしまうのだ。
様々な理由から中学校の給食を廃止するか否かについて議論が交わされており、万人が納得する結論を導くのは難しい。しかし、少子化対策という視点に立った時、やはり給食は残したほうがいいだろう。ここで強調しておきたいのは、ポイントは「親の負担」にあるということだ。つまり、もし中学校の給食の廃止をしても親の負担が増えない仕組みがあるのなら、給食の廃止は受け入れられるものだと私は考える。
【例文解説】
通読お疲れさまでした!
「給食を廃止しないほうがいい」という主張を軸に小論文を書いてみました!
この小論文は以下4つのブロックで構成されています。
- テーマ解説と問題提起
- 主張
- 主張に対する懸念点
- まとめ
それぞれのブロックを簡単に解説していきますね。
①テーマ解説と問題提起
テーマの解説+問題提起という王道の書き出しです。
サラッとテーマにまつわる話をした後に、問題を投げかければOKです!
非常に使い勝手がいいので、ぜひ身につけてください。
②主張
①の問題提起に対する主張をするという、オーソドックスな書き方です。
主張に加えて「理由」をいれたのがポイントです。
ただただ自分の主張を述べるだけでなく、その後に理由を入れることによって、説得力が増しますので覚えておきましょう。
- 主張→給食を廃止しないほうがいい
- 理由→親の負担が増加するから
③主張に対する懸念点
あえて自分の主張に対する懸念点を書くのは、小論文の鉄板テクニックです。
小論文が議論しているような形式になり、文章に深みが出ます。
しかし最後は、懸念点を解消して締めるようにしてください!
主張に対する懸念点だけ書いて終わってしまうと、悪い印象を与えたままになってしまいます。
それでは本末転倒ですからね。
- 主張に対する懸念点→高校になれば給食は無くなるのだから、中学校で廃止しても問題はない
- 懸念点の解消法→代わりに学食がある
④まとめ
最後は今まで述べてきたことを表現を変えて短くしたり、論文を通じて強調しておきたいことなどを書いたりすればOKです。
テンプレとしては、②と③の重要な部分だけを抜き出して伝えれば十分でしょう。
まとめの書き方は、要約の手法を身につければ簡単に書けるようになります。
ぜひ下記のページを参考にしてください。
「他の例文からも学びたい!」という人は下記のページへ。
複数のお題から学ぶことであなたの小論文の幅が広がり、どんなテーマにも対応できる力が身につきます。
また、今回の例文は以下のページの構成を使用しています。
書き方を身に着けたい方は参考にしてください。
【テーマの振り返り】
今回のテーマは、なかなか難しかったですね。
給食の廃止はホントに賛否両論ありますから、どんな立場で書いてもやや不安が残るんですよね。
ただ、小論文のテーマは基本的に決まりきった正解はないので、しっかりと自分の考えを主張すればいいのです。
極端すぎることを書かなければ、内容の正否は重要じゃありません。
では、以上となります。
小論文の作成頑張ってください!
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