この記事は、上のような悩みを持っている人に向けて書かれています。
では記事の詳細に入る前に、まずは軽く僕の自己紹介をさせてください。
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今回取り上げるお題は、以下の通りです。
お題:SDGsに掲げられているジェンダー平等について、あなたはどのような意見を持っているか?800字程度でまとめなさい
ジェンダーの平等。最近よく語られるテーマですよね。
ジェンダーとは社会的・文化的に作られる性別のことを意味しています。例えば育児は女性の役割で、男性は働いて金を得るのが役割みたいな風潮ありますよね。これが、ジェンダーの典型例です。
で、このジェンダーの何が問題かと言うと、偏見や差別が生まれてしまうことです。女性でもバリバリ働きたい人はいますし、男性でも育児に没頭したい人はいます。しかしそれはジェンダーの視点で考えると違和感があって、当人は肩身の狭い思いをすることもあるのです。
ジェンダー平等は非常に根深い問題なので、小論文として意見をまとめるのは結構難しいと思います。「何を書いていいかわからん」という人は、以下に書く例文を参考にしてみてください。
例文
お題:SDGsに掲げられているジェンダー平等について、あなたはどのような意見を持っているか?800字程度でまとめなさい
SGDsに掲げられているジェンダー平等の内容を確認すると、女性に配慮した目標がメインであることが読み取れる。なぜなら、人身売買されたり教育が受けられなかったりと、あらゆる被害に遭うのは女性の方が多いことが明らかとなっているからだ。以上の根深い問題を踏まえて、具体的にどんな対策が必要になるだろうか?
結論から言うと、ネット技術を普及させて、教育及びビジネスの機会を貧しい地域でも簡単に得られるようにするべきだと考える。なぜなら、ネット技術の普及によって、古い習慣や貧困問題を改善できるからだ。女の子には教育は必要ないと考える地域は未だ多く、また、習慣以前に貧困のせいで女の子を学校に通わせられない家庭も多い。ただ、ネット技術さえ整えば多様な情報を入手できるので、自分たちの考えが絶対的ではないことが理解できるし、学校に通わずとも教育の機会を得ることもできる。また、ネット上にはビジネスをサポートしてくれるプラットフォームが無数にあるため、貧困問題を改善できる可能性も秘めている。
先述したように、明らかに女性が被害に遭っている状況は改善すべきなのだが、何でもかんでも男女平等を目指せばいいというわけではないので、その点には注意すべきだ。そもそも大前提として、生物学的に見て男女には明らかな違いがある。分かりやすい例が、筋力だ。女性よりも男性の方が明らかに筋力で勝っているので、力仕事の従事者は男性が多くなっても問題ないと思う。ただ、コミュニケーション能力に関しては女性の方が優れている傾向があるので、管理職に男性が多い現状は介入してもいいかもしれない。
まとめると、ジェンダー平等を目指して活動を続ける必要性は高いのだが、全ての点において平等を目指す必要は無いというのが私の意見となる。男女の生物学的な話を踏まえると多少話がややこしくなるが、現状明らかに女性が差別を受けている地域があるので、まずはそういった明らかな問題に注力することが望ましいと考える。
【例文解説】
通読お疲れさまでした!
「ネット技術を普及させて、教育及びビジネスの機会を貧しい地域でも簡単に得られるようにするべき」という主張を軸に小論文を書いてみました!
この小論文は以下4つのブロックで構成されています。
- テーマ解説と問題提起
- 主張
- 主張に対する懸念点
- まとめ
それぞれのブロックを簡単に解説していきますね。
①テーマ解説と問題提起
テーマの解説+問題提起という王道の書き出しです。
サラッとテーマにまつわる話をした後に、問題を投げかければOKです!
非常に使い勝手がいいので、ぜひ身につけてください。
②主張
①の問題提起に対する主張をするという、オーソドックスな書き方です。
主張に加えて「理由」をいれたのがポイントです。
ただただ自分の主張を述べるだけでなく、その後に理由を入れることによって、説得力が増しますので覚えておきましょう。
- 主張→ネット技術を普及させて、教育及びビジネスの機会を貧しい地域でも簡単に得られるようにするべき
- 理由→ネット技術の普及によって、古い習慣や貧困問題を改善できるから
③主張に対する懸念点
あえて自分の主張に対する懸念点を書くのは、小論文の鉄板テクニックです。
小論文が議論しているような形式になり、文章に深みが出ます。
しかし最後は、懸念点を解消して締めるようにしてください!
主張に対する懸念点だけ書いて終わってしまうと、悪い印象を与えたままになってしまいます。
それでは本末転倒ですからね。
- 主張に対する懸念点→何でもかんでも男女平等を目指せばいいというわけではない
- 懸念点の解消法→生物学的に見て男女には明らかな違いがあるので、その点を踏まえた対応は必要
④まとめ
最後は今まで述べてきたことを表現を変えて短くしたり、論文を通じて強調しておきたいことなどを書いたりすればOKです。
テンプレとしては、②と③の重要な部分だけを抜き出して伝えれば十分でしょう。
まとめの書き方は、要約の手法を身につければ簡単に書けるようになります。
ぜひ下記のページを参考にしてください。
「他の例文からも学びたい!」という人は下記のページへ。
複数のお題から学ぶことであなたの小論文の幅が広がり、どんなテーマにも対応できる力が身につきます。
また、今回の例文は以下のページの構成を使用しています。
書き方を身に着けたい方は参考にしてください。
【テーマの振り返り】
この機会に女性が被害を受けている事例をいくつか調べましたが、かなり凄惨でしたね。
日本でも男女平等の話が叫ばれていますが、レベルが違いました・・・。
今回は「ジェンダー平等」という曖昧な概念が軸になっていますが、SDGsではかなり女性に考慮した内容となっていましたので、その点を踏まえて書くべきでしょうね。
曖昧な概念だと取っ掛かりがなくてなかなか書き出せないことも多いですが、いろいろ調べること方向性も決まってきます。何を書いていいか分からない場合は、まずお題で取り上げられてる話への理解を深めることに注力してみてください。
では、以上となります。
最後まで見て頂き、ありがとうございました。
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