この記事は、上のような悩みを持っている人に向けて書かれています。
では記事の詳細に入る前に、まずは軽く僕の自己紹介をさせてください。
独学の体験談を詳しく知りたい方は、以下のページを参照してください。
今回扱うテーマは以下の通りです。
テーマ:スポーツが社会に与える影響とは何か?あなたの考えを800字でまとめなさい
スポーツは「単に楽しい行動」というだけではなく、社会に与える影響はもの凄く大きいです。
例えばオリンピックは平和の祭典として開催されていますから、スポーツは世界平和に繋がるという主張だってできます。
ただ、個人的にはもうちょっと小規模な範囲の影響を思いついていまして、その思いついたことを軸として例文を書いていきます。
ぜひ今回の論文を参考にして、あなたが思いついた影響を書いてほしいなと思います。
なお、例文の後に解説もありますので、ぜひそちらも参考にしてください。
【小論文例文集・800文字】スポーツが社会に与える影響とは?
テーマ:スポーツが社会に与える影響とは何か?あなたの考えを800字でまとめなさい
スポーツが社会に与える影響は大きく、その大きさは選手の年収やスポーツ関連の売上高を確認することで認識できる。例えば、サッカー選手のメッシの年収は100億円前後と推定されている。スポーツ関連の商品を販売するナイキの売上高は年間で4兆円前後だ。ただ、これらの情報は一般人の生活とは関連性が低く、私たちが直に感じられる影響ではないと考える。では、私たちが直に感じられるスポーツが社会に与える影響はなんだろうか?
結論から言うと、「医療費の削減」という影響だと考える。なぜなら、スポーツをすることによって健康が増進され、結果として生涯で発生する医療費が減るからだ。スポーツによって体力・筋力が増大し、加齢に伴う生活機能低下等を予防することができる。さらに、認知症の低減・ストレスの解消など、精神的な病に対する効果があることも多くの研究で明らかとなっている。つまり、スポーツをすれば心身共に強い体となるので、医療に掛かる費用が減るのは明白なのだ。
しかし、「誰もがスポーツをする時間やお金があるわけではい」という反論もあるだろう。たしかに、スポーツをするには時間もお金も必要であるのは間違いない。しかし、健康のためのスポーツであれば、時間やお金に余裕がない人でも十分に取り組める。例えば1日30分程度のスポーツで十分健康は増進できるし、内容もジョギングなどの道具を必要としないものでいい。以上のような手軽な内容であれば誰でもすぐに始められ、結果として医療費の削減という大きな影響へと繋がっていくはずだ。
スポーツが社会に与える影響の大きさは、選手の年収やメーカーの売上を見れば一目瞭然だ。ただ、私たちが注目すべき影響は「医療費の削減」であることを強調しておく。医療費の削減は国を上げたテーマとなっているが、簡単なスポーツを国民に習慣化させることができれば、問題は大きく解決に向かうと考える。
【例文解説】
通読お疲れさまでした!
「医療費の削減」という主張を軸に小論文を書いてみました!
この小論文は以下4つのブロックで構成されています。
- テーマ解説と問題提起
- 主張
- 主張に対する懸念点
- まとめ
それぞれのブロックを簡単に解説していきますね。
①テーマ解説と問題提起
テーマの解説+問題提起という王道の書き出しです。
サラッとテーマにまつわる話をした後に、問題を投げかければOKです!
非常に使い勝手がいいので、ぜひ身につけてください。
②主張
①の問題提起に対する主張をするという、オーソドックスな書き方です。
主張に加えて「理由」をいれたのがポイントです。
ただただ自分の主張を述べるだけでなく、その後に理由を入れることによって、説得力が増しますので覚えておきましょう。
- 主張→医療費の削減
- 理由→ポーツをすることによって健康が増進され、結果として生涯で発生する医療費が減るから
③主張に対する懸念点
あえて自分の主張に対する懸念点を書くのは、小論文の鉄板テクニックです。
小論文が議論しているような形式になり、文章に深みが出ます。
しかし最後は、懸念点を解消して締めるようにしてください!
主張に対する懸念点だけ書いて終わってしまうと、悪い印象を与えたままになってしまいます。
それでは本末転倒ですからね。
- 主張に対する懸念点→誰もがスポーツをする時間やお金があるわけではい
- 懸念点の解消法→健康のためのスポーツであれば、時間やお金に余裕がない人でも十分に取り組める
④まとめ
最後は今まで述べてきたことを表現を変えて短くしたり、論文を通じて強調しておきたいことなどを書いたりすればOKです。
テンプレとしては、②と③の重要な部分だけを抜き出して伝えれば十分でしょう。
まとめの書き方は、要約の手法を身につければ簡単に書けるようになります。
ぜひ下記のページを参考にしてください。
「他の例文からも学びたい!」という人は下記のページへ。
複数のお題から学ぶことであなたの小論文の幅が広がり、どんなテーマにも対応できる力が身につきます。
また、今回の例文は以下のページの構成を使用しています。
書き方を身に着けたい方は参考にしてください。
【テーマの振り返り】
今回は「医療費の削減」を影響として取り上げましたが、もちろん、他にも考えられる影響はたくさんあります。
ただ、個人的には病気を予防できる効果が素晴らしいと思ったので、「医療費の削減」を取り上げました。
ホントに軽いスポーツでも健康は増進できますから、この機会にぜひスポーツを習慣化してほしいなと思います。
では、以上となります。
小論文の作成頑張ってください!
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