・「遺伝子検査について考察したい」
・「小論文の書き方を学びたい」
こんにちは、TKです。
私は小論文の書き方を「独学」で身につけました。
実際にその小論文を利用して「大学に合格」という実績を持っています。
今回の記事は、小論文・例文集第26弾です。
お題はこちら。
お題:遺伝子検査について、800字以内で自由に述べなさい。
遺伝子検査とは?
ある遺伝子の有無や、遺伝子に異常がないかどうかを調べる診断。
この検査によって、発症しやすい病気などを事前に知ることができる。
実はこの遺伝子検査、キットを買うことで自分の家でも行うことができます。
こんな手軽にできるとは…。
少しびっくりですね。
今回の記事では「遺伝子検査」を軸に小論文を書いていきます。
看護医療業界を目指す人は、ぜひ押さえてほしい記事です!
それではご覧ください。
【遺伝子検査】秘められた可能性とは?【小論文・例文集第26弾・看護医療編】
お題:遺伝子検査について、800字以内で自由に述べなさい。
① 遺伝子検査とは、遺伝子に異常がないかどうかを調べたり、遺伝子の特徴を調べたりする検査の事である。現在は市販のキットを用いることで、自宅でも気軽に検査できるようになった。この遺伝子検査を実施することにより、どのようなメリットが我々にもたらされるだろうか?
② 私は、遺伝子検査を行うことよって、生涯に渡って健康に気を使えるというメリットがあると考える。理由は、遺伝子情報は生涯に渡って不変であるからだ。例えば遺伝子検査で、体質に合わない食材や環境が判明したとする。その情報を用いることによって、生涯に渡って健康のリスクを減らす選択を取ることができるのだ。生涯に渡ってベストな選択を取れるのと取れないのでは、健康面で大きな差が生じるのは間違いない。遺伝子検査を行うことで、より健康な生活を送ることができるだろう。
③ しかし遺伝子検査には問題点がある。それは、遺伝子検査で判明する情報には限りがあるということだ。遺伝子検査の歴史はまだ浅く、検査の結果からその人の体質を詳細に分析できる技術はまだ確立されていない。この問題を解決するためには、長期的な視点で研究を進めることが求められる。具体的には、統計学的に十分なサンプルを採り、その後の健康面との相関関係を調べることが必要だろう。大量のデータを蓄積し分析することで、より遺伝子検査のメリットが際立つはずだ。
④ 遺伝子検査は、生涯に渡って健康に役立つ情報を与えてくれる。しかし信憑性の面ではまだ不安が残る。遺伝子検査を有用なものにしていくためにも、長期的な視点を持ちつつ、量を重視した研究を進めることが求められると私は考える。
例文解説
通読お疲れさまでした!
「遺伝子検査をすることによって、生涯に渡って健康に気を使えるというメリットがある」という主張を軸に小論文を書いてみました!
この小論文は以下4つのブロックで構成されています。
- テーマ解説と問題提起
- 主張(遺伝子検査をすることによって、生涯に渡って健康に気を使えるというメリットがある)
- 主張の問題点(遺伝子検査の信憑性は低い→長期的な視点で研究を進めるべき)
- まとめ
それぞれのブロックを簡単に解説していきますね。
①テーマ解説と問題提起
テーマの解説+問題提起という王道の書き出しです。
非常に使い勝手がいいので、ぜひ身につけてください。
②主張
主張は小論文のメインです。
自由に書いていいと指示されていたので「メリット」に焦点を当てて書きました。
このように自由に書けと言われると、自分で話の軸を定める必要があります。
③主張の問題点
あえて自分の主張の問題点を上げるのは、小論文の鉄板テクニックです。
小論文が議論しているような形式になり、文章に深みが出ます。
しかし最後は、問題点を解決する方法で締めるようにしてください。
主張の問題点を上げて終わってしまうと、悪い印象を与えたままになってしまいます。
それでは本末転倒ですからね。
- 主張の問題点→遺伝子検査は信憑性に欠ける
- 問題点の解決方法→長期的な視点を持って、量を重視した研究を行う
④まとめ
最後は今まで述べてきたことを、表現を変えて短くしただけです。
②と③の重要な部分だけを抜き出して伝えれば十分でしょう。
オマケとして、今回と同じ構成の小論文を詳細に解説したページを載せておきますので、参考にしてください。↓
「他の例文からも学びたい!」という人は下記のページへ。
複数のお題から学ぶことであなたの小論文の幅が広がり、どんなテーマにも対応できる力が身につきます。
テーマの振り返り、感想
遺伝子検査ってまだまだ歴史が浅くて、信憑性に欠けるんですよね…。
家庭用の遺伝子検査キットが売られていますが、参考程度に留めておくべきかなと思います。
≫遺伝子検査キット<GeneLife Genesis2.0(ジーンライフ ジェネシス)>解析項目数 約360項目
にしても凄く高いですね…。
おそらくほとんどの人が、ちゃんと理解せずに使っているのではないでしょうか?
現時点ではまだまだ信憑性に欠けますが、素晴らしい可能性を秘めているのは事実です。
遺伝子検査の未来に期待したいですね!
今回の記事は以上になります!
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最後まで見ていただき、ありがとうございました!