この記事は、上のような悩みを持っている人に向けて書かれています。
では記事の詳細に入る前に、まずは軽く僕の自己紹介をさせてください。
独学の体験談を詳しく知りたい方は、以下のページを参照してください。
今回のテーマは以下の通りです。
テーマ:現代社会のストレスを解消するためにはどんな対策が必要と考えますか?あなたの考えを800字でまとめなさい。
現代社会のストレス、なかなか根深い問題ですよね。
ストレスの原因はホントに様々ありますから、こういったテーマにバシッと解決策を提示するのは難しそうです。
ただ、自分なりの解決策を提示して、かつ根拠も示せれば論文としては形になりますのでご安心ください。
ではさっそく、例文の方を見ていきましょう。また、例文の後に詳細な解説もつけますので、ぜひそちらも参考にしてください。
【小論文例文集・800文字】現代社会のストレスを解消するには?
テーマ:現代社会のストレスを解消するためにはどんな対策が必要と考えますか?あなたの考えを800字でまとめなさい。
現代社会では多くの人がストレスを抱えており、一向に解決される気配はない。マイボイスコムが2019年に行った調査によれば、常日頃からストレスを抱えていると答えた人は約7割に上った。また、ストレスの要因としては、「金銭面・職場環境」といった日常に深く関わっている要素がメインであることも明らかとなった。以上の現状を踏まえて、私たちはどのような対策を講じるべきだろうか?
結論から言うと、「ストレスを解消するための知識を会社で学ばせること」が有効になると考える。なぜなら、ストレスの解消は個人レベルで簡単に行える場合もあるからだ。例えばストレスの解消法の一つとして運動がある。運動をすればセロトニンやエンドルフィンといったホルモンが分泌され、ストレスに強い心身を作れることが科学的に明らかとなっている。このように科学的な正しい知識を知っておけば、一人一人が自分のストレスを主体的に解消できるのだ。
しかしこの主張に対して、「ストレスの要因を解決する方が重要だ」という反論もあるだろう。たしかに、職場環境でストレスを感じているのであれば、その職場環境を改善するほうが根本的な解決になる。ただ、根本的な解決は基本的に難易度が高く、すぐに誰もが成し遂げられるとは思えない。だからこそまずは知識の習得から始め、主体的にストレスを解消していくべきだろう。そしてストレスに強い心身を作れたら、その心身を活かして難易度が高い根本的な解決にも取り組めばいいのだ。
現代社会では多くの人がストレスを抱えている。ただ、そのストレスは個人レベルで解消できる場合もあるので、まずは知識を習得させて、主体的に解消していけるように導いてあげるべきだ。そしてその後に根本的な解決を目指すことで、現代社会のストレスは減少していくと考える。
【例文解説】
通読お疲れさまでした!
「ストレスを解消するための知識を会社で学ばせること」という主張を軸に小論文を書いてみました!
この小論文は以下4つのブロックで構成されています。
- テーマ解説と問題提起
- 主張
- 主張に対する懸念点
- まとめ
それぞれのブロックを簡単に解説していきますね。
①テーマ解説と問題提起
テーマの解説+問題提起という王道の書き出しです。
サラッとテーマにまつわる話をした後に、問題を投げかければOKです!
非常に使い勝手がいいので、ぜひ身につけてください。
②主張
①の問題提起に対する主張をするという、オーソドックスな書き方です。
主張に加えて「理由」をいれたのがポイントです。
ただただ自分の主張を述べるだけでなく、その後に理由を入れることによって、説得力が増しますので覚えておきましょう。
- 主張→ストレスを解消するための知識を会社で学ばせる
- 理由→ストレスの解消は個人レベルで簡単に行える場合もあるから
③主張に対する懸念点
あえて自分の主張に対する懸念点を書くのは、小論文の鉄板テクニックです。
小論文が議論しているような形式になり、文章に深みが出ます。
しかし最後は、懸念点を解消して締めるようにしてください!
主張に対する懸念点だけ書いて終わってしまうと、悪い印象を与えたままになってしまいます。
それでは本末転倒ですからね。
- 主張に対する懸念点→ストレスの要因を解決する方が重要だ
- 懸念点の解消法→根本的な解決は基本的に難易度が高い
④まとめ
最後は今まで述べてきたことを、表現を変えて短くしたり、論文を通じて思ったことなどを書けばOKです。
テンプレとしては、②と③の重要な部分だけを抜き出して伝えれば十分でしょう。
まとめの書き方は、要約の手法を身につければ簡単に書けるようになります。
ぜひ下記のページを参考にしてください。
「他の例文からも学びたい!」という人は下記のページへ。
複数のお題から学ぶことであなたの小論文の幅が広がり、どんなテーマにも対応できる力が身につきます。
また、今回の例文は以下のページの構成を使用しています。
書き方を身に着けたい方は参考にしてください。
【テーマの振り返り】
今回は「ストレスを解消するための知識を会社で学ばせること」という主張を軸にしていますが、もちろん他の主張で書いてもOKです。
現代社会のストレスを解消する方法など無数に考えられますから、そこは自分なりに考えてみましょう。
ただ、個人的には知識の習得がめちゃくちゃ大事だと思うんですよね。
ストレスの解消は他人任せにしちゃ駄目だと思っているので、やはり一人一人が知識を身につけて、一人一人が自分のために行動するべきだと考えます。
あなたもぜひこの機会に、現代社会のストレス解消法について考えてみてください。
では、以上となります。
小論文の作成頑張ってください!
●関連記事