・「小論文の書き方を学びたい」
・「大学無償化について考察したい」
こんにちは、TKです。
私は小論文の書き方を、「たった1冊」の本だけで身につけました。
実際にその小論文を利用して、大学に合格したという実績を持っています。
今回の記事は、小論文・例文集第12弾です。
お題はこちら。
2019年5月10日 大学や専門学校などの高等教育を無償化する「大学等における就学の支援に関する法律(大学無償化法)」が成立した。この法律の目的は、貧富の差による教育格差を縮めることだ。あなたはこの法律の成立に賛成か反対か?意見を800字以内でまとめなさい。
2019年5月10日に成立した大学無償化法。
お金が無くて高等教育を受けられない人を救うための法律ですね。
この法律に関して、あなたはどのような意見を持っているでしょうか?
今回の記事では「大学無償化法」に対する意見を小論文形式で書き進めていきます。
- 「小論文勉強をしている」
- 「大学無償化法について考察したい」
このような思いを持っている方にぜひ読んで貰いたいです。
それではご覧ください。
大学無償化に賛成?反対? 【小論文・例文集12】
2019年5月10日 大学や専門学校などの高等教育を無償化する「大学等における就学の支援に関する法律(大学無償化法)」が成立した。この法律の目的は、貧富の差による教育格差を縮めることだ。あなたはこの法律の成立に賛成か反対か?意見を800字以内でまとめなさい。
① 2019年5月10日に通称「大学無償化法」が成立した。この法律の目的は、低所得者層が金銭的な理由で高等教育を受けられない現状を改善することだ。
② 私はこの法律の成立に賛成である。なぜなら長期的な視点で考えた時、国の利益に貢献する法律だからだ。例えば教師になりたいがお金が無くて大学の進学を諦めた人がいるとする。大学に入学しないと教師にはなれないので、その人は嫌々別の仕事に就くしか選択肢はない。するとどうなるか。結果として将来の教師を一人失った上に、嫌々仕事をする生産性の低い人間を生み出してしまうのだ。このように選択肢が狭められた人は生産性の低い人間になってしまい、巡り巡って国の利益を損なうことになるだろう。しかし大学に無償で通うことができれば、教師になる道を諦めることはない。したがって私は大学無償化法に賛成だ。
③ しかしこの法律に対して批判の声も上がっている。「タダだからという理由だけで安易に利用する人がいる」という批判だ。確かに「タダだと利用しないと損」という発想を持っている人はいる。そんな人間に貴重な血税を無駄にされるのが嫌なのは理解できる。しかし安心してほしい。成績が振るわない人間は無償化を打ち切り、返還まで求められるのだ。中途半端な気持ちでこの法律を利用されるのを防ぐ仕組みはちゃんと考えられている。
④ 大学無償化によって人生の選択肢が増え、理想の職業に就ける人が増えるだろう。そうなればその人の生産性も高まり、結果として国の利益になる。成績が振るわない人は無償化を打ち切るようになっているので、無駄に無償化の制度を使われることもないだろう。したがって大学無償化法は、長期的に見た時に国の利益になるので、成立に賛成である。
例文解説
いかがでしたか?
「大学無償化法は長期的に見た時に、国の利益になるので賛成」という意見を軸に小論文を書いてみました!
この小論文は以下4つのブロックで構成されています。
- テーマ解説
- 主張(国の利益になるので賛成)
- 主張に対する批判(タダだから生半可な気持ちで利用する人がいる→成績が振るわない人は打ち切りなるから大丈夫)
- まとめ
ほとんどのテーマで「①テーマ解説」と「④まとめ」は必須項目になります!(指定文字数が少ない場合は、まとめをカットすることもある)
しかし②と③はテーマや書き方によって変化します。
今回の記事では「②主張」「③主張に対する批判」という構成にしてみました。
③で主張の批判をしたら、必ず主張のフォローを入れましょう。
なぜなら批判で③のブロックが終わったら、あなたの主張に悪い印象を与えたまま小論文が終わってしまうからです。
それでは本末転倒ですよね。
批判は自分の主張を深掘りするのに使えるテクニックですが、使い方を間違えると印象を悪くするだけなので注意してください。
今回の小論文の構成は、以下のページに沿って書かれています。
小論文の書き方を身につけたい方は、目を通してみてはいかかでしょうか。
まとめ、感想
いかがでしたでしょうか?
今回は大学無償化法に賛成という意見で記事を書きました。
しかしネットで意見を見てみると、批判的な意見が多数公開されています。
- 大学無償化など嘘
- 逆に貧富の差が広がる
- 元から優秀な人は授業料が安くなる仕組みがある
などなど様々な批判があります。
確かに「~を無償化する」という政策は国民に理解させやすいというメリットがありますからね。
わたしもついつい賛成と言ってしまいました。
ちょっと安易に考えすぎたかもしれませんね…。
しかし小論文のお題は、100%正しい答えがでないものが普通です。
仮にこのテーマが試験で出題されて、賛成の意見を書いたとしても、内容の筋が通っていれば問題ありません。
あなたが小論文を書く時も、世間の意見を気にしすぎないでください。
自分の意見を理論的に書くことに専念しましょう!
今回の記事は以上になります!
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最後まで見ていただき、ありがとうございました!