この記事は、上のような悩みを持っている人に向けて書かれています。
では記事の詳細に入る前に、まずは軽く僕の自己紹介をさせてください。
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- 小論文を使って大学に合格
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今回のテーマは以下のとおりです。
大学で学びたいことはなんですか?800字以内でまとめてください。
大学のAO入試や編入試験でよく問われそうなテーマですね。
ただ、いきなり「学びたいことはなんですか?」と聞かれても、上手く答えられないですよね。
そこで今回は、みなさんの参考になればと思いまして、例文を書くことにしました。
また、例文の後には解説もつけますので、そちらもあわせてご覧ください。
例文
テーマ:大学で学びたいことはなんですか?800字以内でまとめてください。(商学部で出されたテーマと想定)
私が大学で学びたいことは、「経営をする際に重要な役割を果たす知識」です。理由は、将来起業すると決意しているからです。私の父は25歳のときに起業をし、現在は年商10億円を維持するような立派な会社となっています。父は社長としていつも大変そうですが、同時に大きなやりがいを持っていることを、子供ながらに感じています。つまり、将来は私も父と同じように起業をし、仕事にやりがいを見出し続ける人生を送りたいのです。
私はこれまでに、アルバイトような形で父の手伝いをしてきました。具体的には、備品の管理及び購入・清掃・簡単なデータの作成等に携わってきました。このアルバイトに従事した理由は、間接的ではありますが経営の仕事を学べるからです。加えて、父から経営に関する苦労話等を聞くことで、経営のリアルな部分にも触れることができています。
しかし、現状私は経営の表面的な部分に触れているに過ぎず、深い知識を積み上げることは出来ていないと思います。したがって、大学では「経営をする際に重要な役割を果たす知識」を身につけて、将来の糧にしたいのです。具体的に注力したい講義は、「模擬プレゼンコンテスト」です。理由は、経営能力の向上に直結する講義と考えているからです。父の話を聞いてきた経験から、「単に商品の質を高めたり価格を下げたりするだけでは駄目で、どうやってお客様に届けるかを考えることが重要」ということを理解しています。どんな商品を作って、その商品をどう広告していくのか?といった問に本気で向きあい、知識を深めていきたいです。
先述したように、まだまだ私は経営の表面的な部分にしか精通しておらず、これから深い知識を身につけることには困難が伴うとは思います。ただ、「父のように大きなやりがいを持った人生送りたい」というモチベーションを活かすことで、困難な状況の中でも地道に深い知識を身につけていく所存です。
【例文解説】
通読お疲れさまでした!
「経営をする際に重要な役割を果たす知識を学びたい」という主張を軸に小論文を書いてみました!
この小論文は以下4つのブロックで構成されています。
- 主張
- 今までやってきたこと
- 今後やっていきたいこと
- まとめ
それぞれのブロックを簡単に解説していきますね。
①主張
まずズバッと自分の主張を述べます。
なぜなら、結局知りたいのは「あなたの主張」だからです。
加えて、その主張を持った背景なども書けると、よりあなたの想いが明確に伝わります。
- 主張→私が大学で学びたいことは、「経営をする際に重要な役割を果たす知識」です。
- 背景→父が経営者
②今までやってきたこと
ここでは主張を踏まえて、今までやってきたことを述べました。
なぜなら、行動が伴っている人は頼もしく見えるからです。
加えて、その行動をとった理由も書けると説得力が増します。
- 今までやってきたこと→アルバイトような形で父の手伝いをしてきた
- 理由→間接的ではあるが、経営を学べるから
③今後やっていきたいこと
このパートでは、自分の未熟な点に焦点を当てています。
理由は、成長意欲を示すためです。
成長意欲があると、それもまた頼もしく見えますからね。
加えて、「なぜそれをやりたいか?」という理由も書けるとなお良いです。
- 今後やっていきたいこと→「模擬プレゼンコンテスト」に注力したい
- 理由→経営能力の向上に直結する講義と考えているから
④まとめ
最後は今まで述べてきたことを表現を変えて短くしたり、論文を通じて強調しておきたいことなどを書いたりすればOKです。
テンプレとしては、②と③の重要な部分だけを抜き出して伝えれば十分でしょう。
まとめの書き方は、要約の手法を身につければ簡単に書けるようになります。
ぜひ下記のページを参考にしてください。
「他の例文からも学びたい!」という人は下記のページへ。
複数のお題から学ぶことであなたの小論文の幅が広がり、どんなテーマにも対応できる力が身につきます。
また、今回の例文は以下のページの構成を使用しています。
書き方を身に着けたい方は参考にしてください。
【テーマの振り返り】
今回の例文を参考にすれば、学びたいことを上手く表現できるのかなと思います。
ただ、今回の例文が確固たる正解ではないので、自分なりのアレンジを加えてもOKです。
では、小論文の作成頑張ってください!
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