この記事は、上のような悩みを持っている人に向けて書かれています。
では記事の詳細に入る前に、まずは軽く僕の自己紹介をさせてください。
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今回扱うテーマは以下の通りです。
お題:患者に寄り添う看護を実践するためには何をするべきと考えているか?あなたの考えを800字でまとめなさい
患者に焦点を当てた小論文、看護系の職場や学校でよく出題されます。
あなたはもちろん患者に対して寄り添う気持ちを持っていると思いますが、その気持を文字で表現するのって、結構難しいですよね。
そこで今回は、「こんな風に書けばいいですよ」という例文を書きますので、ぜひ参考にしてください。
【小論文】患者に寄り添う看護を実践するためには?【回答例】
お題:患者に寄り添う看護を実践するためには何をするべきと考えているか?あなたの考えを800字でまとめなさい
①私たち看護師は単に身体的なサポートをするに留まらず、精神的なサポート、つまりは患者に寄り添う看護が求められる。なぜなら、いくら身体にとって最善な治療だったとしても、精神面を無視した治療は患者の心に傷を残すからだ。では具体的に、患者に寄り添う看護を実践するにはどのような意識を持てばいいのか?
②結論から言うと、「不安に感じる事柄を聞き出し、その不安を解消することに努める」という意識が必要となる。毎日のように病院で勤務する看護師からすれば、どんな治療もメリットやデメリットが理解できているために、治療の際に大きな不安を感じることは少ない。ただ、患者にとって病院は非日常的な場所であり、治療に対して不安を抱くのは明白である。したがって、その不安を事前に察知し解消することで、患者に寄り添う看護が実践できると考える。
③しかし、不安を察知し解消することは、決して簡単なことではない。なぜなら、患者が常に本音で話してくれるとは限らないからだ。「治療に関して不安なことはありますか?」と聞いても本音を話すことに恥ずかしさを感じる患者もいるし、そもそも信頼関係が築けていなければ本音を聞き出すことなどできないだろう。そこで必要となるのが、「普段から何気ない会話を交わすこと」だ。会話の内容は、治療とは全く関係ないものでいい。むしろ、治療とは全く関係ないものが望ましい。そういった雑談を重ねることで、「この人は自分という人間に向き合ってくれている」と感じてもらえ、素直に本音を話してもらえるようになると考える。
④今回は、患者に寄り添う看護を実践するためには、不安に感じる事柄を察知してあげることが重要という発想を軸に論文を展開した。ただ、その発想を実践するためには、まず患者とのコミュニケーションを図ることが必要となるので、常日頃から何気ない会話を大事にして看護にあたっていく所存である。
【小論文】患者に寄り添う看護を実践するためには?【例文解説】
通読お疲れさまでした!
「不安に感じる事柄を聞き出し、その不安を解消することに努め」という主張を軸に小論文を書いてみました!
この小論文は以下4つのブロックで構成されています。
- テーマ解説と問題提起
- 主張
- 主張に対する懸念点
- まとめ
それぞれのブロックを簡単に解説していきますね。
①テーマ解説と問題提起
テーマの解説+問題提起という王道の書き出しです。
サラッとテーマにまつわる話をした後に、問題を投げかければOKです!
非常に使い勝手がいいので、ぜひ身につけてください。
②主張
①の問題提起に対する主張をするという、オーソドックスな書き方です。
主張に加えて「補足」をいれたのがポイントです。
ただただ自分の意見を述べるだけでなく、その意見を補足する文章を入れることによって、説得力が増しますので覚えておきましょう。
- 主張→不安に感じる事柄を聞き出し、その不安を解消することに努める
- 補足→患者にとって病院は非日常的な場所であり、治療に対して不安を抱くのは明白である
③主張に対する懸念点
あえて自分の主張に対する懸念点を書くのは、小論文の鉄板テクニックです。
小論文が議論しているような形式になり、文章に深みが出ます。
しかし最後は、懸念点を解消して締めるようにしてください!
主張に対する懸念点だけ書いて終わってしまうと、悪い印象を与えたままになってしまいます。
それでは本末転倒ですからね。
- 主張に対する懸念点→患者が常に本音で話してくれるとは限らない
- 懸念点の解消法→普段から何気ない会話を交わす
④まとめ
最後は今まで述べてきたことを、表現を変えて短くしただけです。
②と③の重要な部分だけを抜き出して伝えれば十分でしょう。
まとめの書き方は、要約の手法を身につければ簡単に書けるようになります。
ぜひ下記のページを参考にしてください。
「他の例文からも学びたい!」という人は下記のページへ。
複数のお題から学ぶことであなたの小論文の幅が広がり、どんなテーマにも対応できる力が身につきます。
また、今回の例文は以下のページの構成を使用しています。
書き方を身に着けたい方は参考にしてください。
【テーマの振り返り】患者に寄り添う看護を実践するためには?
患者に寄り添う方法に対して、誰もが異なる意見を持っていると思います。
そして、その方法には基本的に懸念点もありますよね。
その懸念点から逃げないことで、ちゃんと患者に寄り添う気持ちがあることが伝わるはずです。
やっぱり個人的には、コミュニケーションが大事だと思いました!
コミュニケーションをちゃんと図ってくれる人って、本音を素直に話しやすいんですよね。
雑談を大事にできる看護師さんは、よい看護を提供できると思います。
では、今回は以上となります。
さいごまでみていただき、ありがとうございました!