・「高齢者ドライバーについて考察したい」
・「小論文の書き方を学びたい」
こんにちは!
私は小論文の書き方を「独学」で身につけました。
実際にその小論文を利用して「大学に合格」という実績を持っています。
今回の記事は、小論文・例文集第27弾です。
お題はこちら。
お題:近年、高齢者ドライバーによる事故が増加傾向にある。この事故を防ぐための解決策を800字以内で述べなさい。
高齢者ドライバーによる事故の割合が増えている
警察庁のまとめによると、2018年に発生したバイクや車による死亡事故のうち、75歳以上のドライバーが過失の最も重い「第一当事者」となった事故は、前年より42件増えて460件だった。全体の14.8%を占め、過去最高の割合になった。社会の高齢化が進むなか、高齢運転者の事故対策強化が一段と求められる。引用:nippon.com
この高齢者ドライバーの事故に、焦点を当てた本が文春から出版されています。
高齢ドライバー (文春新書)
本になるほど問題になっているのですね。
高齢者ドライバーによる事故を無くすために、どのような方法が考えられるでしょうか?
今回の記事では「高齢者ドライバー」を軸に小論文を書いていきます。
看護医療業界を目指す人は、ぜひ押さえてほしい記事です!
それではご覧ください。
【高齢者ドライバー】テクノロジーで解決?【小論文・例文集第27弾・看護医療編】
お題:近年、高齢者ドライバーによる事故が増加傾向にある。この事故を防ぐための解決策を800字以内で述べなさい。
① 高齢者ドライバーによる事故が問題になっている。高齢になるにつれて運動能力が低下し、事故の発生確率が高まってしまうのだ。2018年には、75歳以上の運転者による死亡事故の割合が過去最高の14.8%となった。高齢化社会に向かう日本として、この問題は見過ごすことはできない。どのようにして、高齢者ドライバーによる事故を防いでいくべきだろうか?
② 私は、安全運転技術をより高めた車に、高齢者が乗ってもらうように促すべきだと考える。なぜなら年齢を重ねるにつれて、運動能力が低下することは避けられないからだ。具体的には、一定の年齢に達した人に対して、本人限定で使用できる割引クーポンを国が配布する方法がある。そのクーポンは、安全運転技術を搭載した車のみに使用できるようにする。そうすれば、新しく車を買うという行動のハードルも下がり、高齢者に適した車を購入させることができるはずだ。
② しかしこの取り組みを行うのは簡単ではない。なぜなら自動車メーカーの協力が不可欠だからだ。高齢者が車を買えるように、極力安く、そして安全に運転できる車の開発が求められる。自動車メーカーの協力を得るためにも、開発車を減税の対象にするべきだろう。発想はエコカー減税と同じだ。減税の対象にすることによって、自動車メーカーに開発するメリットが生じる。そうなれば、より安全で低価格の車が自然と開発されていくだろう。
④ 高齢者ドライバーの事故を減らすために、安価かつ安全運転技術を搭載した車の開発、そして開発車に高齢者が乗ってもらいやすい仕組み作りが求められる。割引クーポンの発行や、開発車の減税が仕組み作りには有効だ。このような取り組みによって、高齢者が安心して運転できる環境が形成されると私は考える。
例文解説
通読お疲れさまでした!
「安全運転技術を高めた車に、高齢者が乗ってもらえるように促すべき」という主張を軸に小論文を書いてみました!
この小論文は以下4つのブロックで構成されています。
- テーマ解説と問題提起
- 主張(安全運転技術を高めた車に、高齢者が乗ってもらえるように促すべき)
- 主張の問題点(自動車メーカーの協力が必要→開発者を減税の対象にする)
- まとめ
それぞれのブロックを簡単に解説していきますね。
①テーマ解説と問題提起
テーマの解説+問題提起という王道の書き出しです。
非常に使い勝手がいいので、ぜひ身につけてください。
②主張
①の問題提起に対する主張をするという、オーソドックスな書き方です。
主張に加えて「理由」と「具体例」をいれたのがポイントです。
この2点を加えることで、薄っぺらい主張になることを避けられます。
- 理由→年齢を重ねるにつれて、運動能力が低下することは避けられないから
- 具体例→割引クーポンを国が配布する
③主張の問題点
あえて自分の主張の問題点を上げるのは、小論文の鉄板テクニックです。
小論文が議論しているような形式になり、文章に深みが出ます。
しかし最後は、問題点を解決する方法で締めるようにしてください。
主張の問題点を上げて終わってしまうと、悪い印象を与えたままになってしまいます。
それでは本末転倒ですからね。
- 主張の問題点→自動車メーカーの協力が必要
- 問題点の解決方法→開発車を減税の対象にする
④まとめ
最後は今まで述べてきたことを、表現を変えて短くしただけです。
②と③の重要な部分だけを抜き出して伝えれば十分でしょう。
オマケとして、今回と同じ構成の小論文を詳細に解説したページを載せておきますので、参考にしてください。↓
「他の例文からも学びたい!」という人は下記のページへ。
複数のお題から学ぶことであなたの小論文の幅が広がり、どんなテーマにも対応できる力が身につきます。
テーマの振り返り、感想
高齢者が若い命を奪う。
かなしい事故ですよね…。
高齢者が免許を自主返納する動きが出ていますが、そのような解決方法はあまり好きではありません。
地域によっては、車がないと生活に支障が出る場合だってありますからね。
運転を諦めさせるのではなく、高齢者でも安全に運転ができる車が作られるといいですね!
今回の記事は以上になります!
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最後まで見ていただき、ありがとうございました!