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この記事は、上のような悩みを持っている人に向けて書かれています。
では記事の詳細に入る前に、まずは軽く僕の自己紹介をさせてください。
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今回は、以下のお題で書いてみます。
お題:あなたの将来の夢はなんですか?800字程度でまとめてください。
将来の夢。
誰もが学生時代に考えさせられるテーマですよね。
ただ、急に聞かれても上手く答えられないのが本音だと思います。
僕もこんなこと聞かれても、上手く答えられないです。
むしろ、上手く答えられないのが普通だと思いますので、あまり神経質になりすぎずに、素直な気持ちをテンプレに沿って書けば大丈夫です。
では、高校生にお題が出されたと想定して例文を書いてみますので、ご覧ください。
例文
お題:あなたの将来の夢はなんですか?800字程度でまとめてください。
私の将来の夢は、「自分に正直であり続けること」です。なぜこのような夢を持っているかと言うと、自分に正直な状態が幸せであり、人生を全うしている実感を得られると考えているからです。人間関係や金銭関係をキッカケに、人は自分の想いを偽った行動を取ることがあると思います。例えば、嫌われたくないから嘘でも褒めるとか、やりたくないけど大金が貰えるから仕事を引き受けるといったことです。私はそういった瞬間をなるべく減らせるような大人になりたいと思っています。
この夢の実現のために今まで頑張ってきたことは、勉強です。なぜ勉強が夢の実現に必要だったかと言うと、何も知らない状態では、自分の判断に自信が持てないからです。自分の気持に正直に生きるということは、自分の判断に自信を持つことが欠かせません。自分の判断に自信が無ければ、結局は周りに振り回されてしまい、結果として幸せな人生から遠ざかりそうな気がします。だからこそ、私は分野を問わずあらゆる勉強に励んできました。そして、その過程で1つ気がついたことがあります。それは、勉強が思考力を高めてくれるということです。人はどんな場面においても、自分の思考を元に判断を下します。ただ、勉強等を通じて思考をしてこなかった人は、物事を正しく判断できなかったり、つい楽な方向に流れたりします。だからこそ、学生時代は好き嫌いを一旦無視して、多様な分野の勉強に触れてみる重要性は高いと思っています。
今後夢の実現のために頑張りたいことは、自分の力でお金を稼ぐことです。なぜなら、経済的に困窮した時が最も正直な状態から遠ざかると考えているからです。お金が無ければ生きていけませんから、お金が無い時に自分の想いを優先するのは難しいです。結果として、やりたくない仕事に従事したり、最悪の場合は劣悪な環境で働き続けたりすると思います。ただ幸いなことに、今は就職せずともお金を稼ぐ手段が多数用意されています。ブログ・YouTubeといったプラットフォームを活用して、自分の力で食い扶持を稼げる実感を身につけていきたいです。
【例文解説】
通読お疲れさまでした!
「自分に正直であり続けること」という主張を軸に小論文を書いてみました!
この小論文は以下3つのブロックで構成されています。
- 主張
- 今までやってきたこと
- 今後やっていきたいこと
それぞれのブロックを簡単に解説していきますね。
①主張
まずは、「自分はこういう想いを持っています!」ということをスパッと書いちゃいましょう。
結局のところ読み手が知りたいのは「あなたの主張」ですから、最初に書いておくことをオススメします。
また、併せて理由も書いておきましょう。
なぜなら、「自分に正直であり続けることが夢です」と言われたら、相手の頭の中に
という疑問が浮かびますからね。
こんな感じで、文章の先には人がいることをイメージして書いていきましょう。
人をイメージするのとしないのでは、文章の読みやすさに格段の差が生まれます。
②今までやってきたこと
主張を書いたら、次にあなたがその主張のために何をやってきたかを書きます。
やはり「あなたの夢」のことを問われている以上、今までの行動や想いを書くのは必須でしょうね。
今回は取り組んできたこととして勉強を挙げましたが、併せて「結果」とか「気づき」も書けば話が深まります。
今回の例文では、「勉強が思考力を高めてくれる」という気づきを書きました。
③今後やっていきたいこと
やってきたことを書いたら、次に「やっていきたいこと」を書きましょう。
過去の事だけじゃなくて、未来の事も読み手は知りたいですからね。
内容としては、「まだまだ未熟に感じる部分を補う取り組み」を書いたり「過去に比べてより高度な取り組み」を書けばOKです。
なぜなら、向上心をアピールできるからです。特に採用試験であれば、向上心がある人のほうが好印象です。
今回は勉強より高度な「お金稼ぎ」について書きました。このお金稼ぎに触れることによって、より向上心を持って突き進んでいる感じが伝わっていると思います。
なお、今回の例文の構成は以下のページを踏まえて作られています。
【テーマの振り返り】
将来の夢を語る時って、基本的には具体的な職業とか、具体的な成果を言うことを求められますよね。
ただ、夢って具体性がないものだと僕は思っています。
「将来の夢はプロ野球選手になること」と言われるよりも、「将来の夢は語り継がれるようなプロ野球選手になること」と言われたほうが、まだしっくり来ますね。
もちろん、今回の例文のように、具体的な職業を全く絡めなくてもOKです。
「健康的な人生を全うする」とか、「立派な子どもを育て上げる」みたいに、抽象的な感じでもいいと思います。
夢の形ってホント人それぞれでOKなので、ぜひこの機会にあなたも夢について考えてみてください。
では、以上となります。
ありがとうございました!
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