・「小論文の例文を見たい」
・「軽減税率について考察したい」
こんにちは、TKです。
私は小論文の書き方を、「たった1冊」の本だけで身につけました。
実際にその小論文を利用して、大学に合格したという実績を持っています。
今回の記事は、小論文例文集第6弾です。
お題はこちら。
例題:2019年10月1日に消費税が10%に増税される。この増税に対する経過措置として、軽減税率の適用が決まっている。この軽減税率が消費者や小売にどのような影響を与えるか?あなたの考えを800字以内で述べなさい。
2019年10月1日に、消費税は10%へ増税されます。
しかし、暫定的な措置として、8%しか消費税を払わなくてもOKな商品があります。
対象品目の詳細はこちら(Intage 知る Gallery)
調べてみた感じだと、嗜好品ではない食品は8%で買えそうですね。
逆に贅沢している人は、10%の消費税を払うことが多くなりそうです。
この軽減税率は、あなたの生活に必ず影響を及ぼす政策です。
この機会に、「自分が受ける影響は何か?」ということを考えてみてください。
また、軽減税率はわたし達の生活に深く関わる話題ですよね?
つまり、小論文のお題にピッタリのテーマです。
小論文の練習をしている人は、この機会に自分の意見を書いてみましょう。
前置きは以上にして、「軽減税率」をテーマに小論文を書いていきますね。
それでは、ご覧ください。
小論文例文集6 軽減税率が私たちに与える影響とは?
例題:2019年10月1日に消費税が10%に増税される。この増税に対する経過措置として、軽減税率の適用が決まっている。この軽減税率が消費者や小売にどのような影響を与えるか?あなたの考えを800字以内で述べなさい。
軽減税率とは、消費税増税に対する経過措置として適用される政策のことである。2019年10月に、消費税は10%に増税される。しかし、この軽減税率によって、8%のまま購入できる商品もあるのだ。対象になっているのは主に食料品で、低所得者層に配慮した政策と言われている。この軽減税率の適用は、私たちの生活にどのような影響を及ぼすだろうか?
一番影響を受けるのは、小売業だろう。なぜなら8%と10%、それぞれの税率に対応したレジを用意する必要があるからだ。運用しているレジ全てに新たなシステムを導入するのだから、大きなコストが伴うことは容易に想像できる。したがって私は、軽減税率などそもそも導入すべきでないと思っている。消費税を10%にするなら、全ての商品に掛かる税率を10%にしたほうが、余計なコストはかからないはずだ。
しかし、低所得者層のために軽減税率は必要だという意見もあるだろう。たしかに、多くの食料品に軽減税率が適用されるので、低所得者層は大きな恩恵を受けるように思える。だが、たった2%の違いがそこまで大きな恩恵になるとは思えない。例えば食費に月2万円使っている人がいて、食費すべてに軽減税率が適用されているとする。もし消費税が10%なら、払う税金は2000円だ。しかし軽減税率によって消費税が8%になると、払う税金は1600円だ。この場合、軽減税率によって受けた恩恵は400円である。この400円が、低所得者層の家計を助けるとは到底思えない。しかも、軽減税率の導入には様々なコストが掛かる。新しいレジの導入だけでなく、「適用される商品の周知徹底」「従業員の教育」「税率別の請求書作成」などの対応が必要になるのだ。
軽減税率は、低所得者層のために考えられた措置である。しかし、軽減税率によって得る恩恵は微々たるものだ。しかも、導入には様々なコストが掛かりすぎてしまう。したがって、軽減税率はそもそも導入するべきでないと私は思う。
例文解説
いかかでしょうか?
「軽減税率などそもそもいらない!」という主張で小論文を書いてみました。
この小論文は以下4つの構成を意識して書いています。
- テーマ解説
- 自分の主張
- 主張に対する批判
- まとめ
構成ごとに余白を設けていますので、確認してみてください。
この構成は多くの小論文で応用できるので、ぜひ身につけてほしいと思います。
下記に参考ページを載せておきますね。
まとめ、感想
小論文の中でも述べましたが、私は軽減税率に反対ですね。
だって、あまりにもいろんなコストが掛かりすぎていませんか?
しかも、軽減税率のためのセミナーがあるくらいですからね。
そんなセミナー時間の無駄です。
軽減税率の対策に使う時間を、他のことに使用するべきだと思います。
ただ、今後あまりにも消費税が高くなる場合は、軽減税率が必要になるかもしれません。
もしかしたら、それを見据えての導入かも…。
今回の記事は以上になります!
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最後まで見ていただき、ありがとうございました!