・「グローバル化について考察したい」
・「小論文が受験や就職活動で必要になった」
こんにちは、TKです。
私は小論文の書き方を、独学で身につけました。
実際にその小論文を利用して、大学に合格したという実績を持っています。
今回の記事は、小論文・例文集です。
お題はこちら。
お題:厚生労働省の調査によると、2018年10月末時点で外国人労働者の数が、前年比14.2%増の146万463人になったようだ。このようにグローバル化が進んでいる現代において、私たちはどのようなことを学ぶべきか?あなたの意見を800字以内で述べなさい。
グローバル化とは?
交通手段や連絡手段が発達したことにより、国境の垣根が低くなっていく流れのこと。
飲食店で外国人が働いていることが、当たり前の光景になってきたと感じます。
外国人労働者の数は年々増加しており、この先も増加していくでしょう。
このグローバル化に対応するために、わたしたちは何の勉強が必要だと思いますか?
今回の記事では「グローバル化」をテーマに小論文を書いていきます。
それではご覧ください。
【小論文・例文集】グローバル化【対応するために何を学ぶ?】
お題:厚生労働省の調査によると、2018年10月末時点で外国人労働者の数が、前年比14.2%増の146万463人になったようだ。このようにグローバル化が進んでいる現代において、私たちはどのようなことを学ぶべきか?あなたの意見を800字以内で述べなさい。
① 近年、グローバル化の流れが加速している。2018年10月末には外国人労働者が146万人を超えた。肌感覚としても、外国人労働者をよく見かけるようになったと感じる。島国である日本でも、外国人が流入してくることが当たり前になった今、私たちは何を学んでこのグローバル化に対応していくべきか?
② 私は外国の価値観を学ぶ必要があると考える。理由は、日本では当たり前のことが外国では当たり前ではないからだ。例えば日本では、仕事が終わらなければ残業するのが当たり前で、むしろ残業している人は、頑張って働いていて偉いという風潮さえある。しかしアメリカでは、残業しないのが当たり前だ。定時になったらすぐに帰り、家族サービスやスキルアップのために時間を使う。もしアメリカ人に対して、残業しないことを頭ごなしに注意してしまえば、間違いなく不満を誘発するだろう。したがって、他国の価値観を学び、認めることが重要になるのだ。
③ しかし、「ここは日本なのだから、日本の価値観を教えるべきだ」「外国人労働者が日本に適応するべきだ」という意見もあるだろう。確かにその意見は一理ある。外国人労働者だからといって、全てその国の文化を認めていては、業務に支障がでる可能性もある。だが、日本の価値観を教える前に、まずは相手の国の価値観を知っていなければ、素直に話を聞いてもらうことはできない。相手の国の価値観を認めたうえで、日本に適応させていくのが好ましい。そのためには、やはり外国の価値観を学ぶ必要があるのだ。
④ 外国人労働者と一緒に働くことが当たり前になった今、外国の価値観を学ぶ必要がでてきた。外国の価値観を学ぶことによって、外国人に対して間違った対応をすることが減り、グローバル化の流れに対応していけると私は考える。
【小論文・例文集】グローバル化・例文解説
通読お疲れさまでした!
「グローバル化に対応するには、外国の価値観を学ぶ必要がある」という主張を軸に小論文を書いてみました!
この小論文は以下4つのブロックで構成されています。
- テーマ解説と問題提起
- 主張(グローバル化に対応するには、外国の価値観を学ぶ必要がある)
- 主張に対する批判(日本に適応させるべき→日本に適応させるのにも、外国の価値観を知る必要がある)
- まとめ
それぞれのブロックを簡単に解説していきますね。
①テーマ解説と問題提起
テーマの解説+問題提起という王道の書き出しです。
非常に使い勝手がいいので、ぜひ身につけてください。
②主張
①の問題提起に対する主張をするという、オーソドックスな書き方です。
主張に加えて「理由」と「具体例」をいれたのがポイントです。
この2点を加えることで、主張の説得力が増します。
- 理由→日本では当たり前のことが外国では当たり前ではないから
- 具体例→日本では残業するのが当たり前だが、アメリカでは定時で帰るのが当たり前
③主張に対する批判
あえて自分の主張に対する批判を書くのは、小論文の鉄板テクニックです。
小論文が議論しているような形式になり、文章に深みが出ます。
しかし最後は、批判に反論して締めるようにしてください!
主張に対する批判だけ書いて終わってしまうと、悪い印象を与えたままになってしまいます。
それでは本末転倒ですからね。
- 主張に対する批判→日本に適応させるべき
- 批判に対する反論→日本に適応させるのにも、外国の価値観を知る必要がある
④まとめ
最後は今まで述べてきたことを、表現を変えて短くしただけです。
②と③の重要な部分だけを抜き出して伝えれば十分でしょう。
まとめの書き方は、要約の手法を身につければ簡単に書けるようになります。
ぜひ下記のページを参考にしてください。
オマケとして、今回と同じ構成の小論文を詳細に解説したページを載せておきますので、参考にしてください。
「他の例文からも学びたい!」という人は下記のページへ。
複数のお題から学ぶことであなたの小論文の幅が広がり、どんなテーマにも対応できる力が身につきます。
今回の記事は以上になります!
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最後まで見ていただき、ありがとうございました!