・「出生前診断について考察したい」
・「小論文の書き方を学びたい」
こんにちは、TKです。
私は小論文の書き方を、「たった1冊」の本だけで身につけました。
実際にその小論文を利用して、大学に合格したという実績を持っています。
今回の記事は、小論文・例文集第18弾です。
お題はこちら。
お題:出産前の胎児の状態を確認する出生前診断。この出生前診断を認めるべきか否か?あなたの考えを800字以内でまとめなさい。
生まれる前の赤ちゃんがどんな状態か?
気にならない親はいませんよね。
あなたは出生前診断に対して、どのような意見を持っているでしょうか?
今回の記事では「出生前診断」をテーマに小論文を書いていきます。
看護医療業界を目指す方は、ぜひ抑えてほしい記事です。
それではご覧ください。
出生前診断は認めるべきか?【小論文・例文集第18弾】
① 出産前の胎児に、染色体異常や先天的疾患がないかどうかを調べることを出生前診断という。もしこの診断で胎児に異常が見つかれば、中絶という判断を取ることもある。
② この出生前診断には賛否両論あるが、私は賛成派である。なぜなら障害を持って生まれた子供を育てる自信が無いのに、出産をするべきでないからだ。例えば胎児がダウン症だということが、出産前に発覚したとする。現代の医療では、ダウン症の人は50歳前後まで生涯を全うすることができる。では全ての親が50年もの間、愛を持って世話できるだろうか?おそらく難しいだろう。全ての親が障害を負った子供を、育てていけるわけではない。したがって、中絶という選択肢を与えるためにも出生前診断を認めるべきだ。
③ しかし出生前診断には倫理的な問題もある。出産前と言えど、胎児には命が宿っている。なので中絶は倫理的にするべきでないとの意見もある。確かに生命を持った胎児を中絶するのは、気持ちのいいものではない。ただし、出生前診断に反対の意見を言う人は、出産後の家族の生活をイメージできていないと思われる。中絶という選択肢を周りの目を気にして取れなかった時、待っているのは悲惨な生活だ。親は子供に愛情を感じられないし、子供も愛情を受けて育つことができない。こんな家族が幸せと言えるだろうか?倫理的な問題の前に、現実的な問題に対処するために出生前診断は必要だろう。
④ 出生前診断には賛否両論ある。胎児に異常が見つかった時に中絶という選択を取れるが、倫理的によくないと言う人もいる。しかし倫理的な観点よりも、現実的な観点から見た時、出生前診断は必要になると私は考える。
例文解説
まずは、小論文を読んで頂いたことに感謝します!
「出生前診断は、中絶という選択肢を与えるために認めるべき」という主張を軸に小論文を書いてみました!
この小論文は以下4つのブロックで構成されています。
- テーマ解説
- 主張(出生前診断は、中絶という選択肢を与えるために認めるべき)
- 主張に対する批判(中絶は倫理的によくない→中絶を嫌々止めた後の生活は悲惨だ)
- まとめ
ほとんどのテーマで「①テーマ解説」と「④まとめ」は必須項目になります!(指定文字数が少ない場合は、まとめをカットすることもある))
しかし②と③はテーマや書き方によって変化します。
今回の小論文は「②主張」「③主張に対する批判」という構成です。
②では「出生前診断は、中絶という選択肢を与えるために認めるべき」という主張を書きました。
認めるべきか否か?と問われているので、まずはその問いに答えることが必要です。
③では「中絶は倫理的によくない」という主張に対する批判を書きました。
出生前診断のように賛否両論がはっきり分かれるテーマは、主張に対する批判を含めるといいでしょう。
小論文が議論しているような形式になり、深みが出ます。
ぜひ書き方の一つに取り入れてください。
オマケとして、今回と同じ構成の小論文を詳細に解説したページを載せておきますので、参考にしてください。
テーマの振り返り、感想
出生前診断は、なかなか論じるのが難しい問題です。
このように倫理的な問題は、賛否両論が真っ二つに分かれますからね。
実際に小論文を書く時は、どちらの立場をとってもOKなので安心してください。
筋の通った小論文が書けていれば問題ありません。
実際に出生前診断をして、胎児に異常が見つかった場合、9割もの親が中絶を選ぶようです。
しかしわたしは、その選択を尊重します。
中絶するのだって苦痛を伴う選択なのは間違いありませんからね。
最終的に夫婦が出した答えがどっちだったとしても、尊重するのが正しい対応だと思います。
今回の記事は以上になります!
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最後まで見ていただき、ありがとうございました!