・「満員電車について考察したい」
・「小論文が受験や就職活動で必要になった」
こんにちは、TKです。
私は小論文の書き方を、独学で身につけました。
実際にその小論文を利用して、大学に合格したという実績を持っています。
今回の記事は、小論文・例文集です。
お題はこちら。
お題:通勤ラッシュ時の満員電車は、現代人のストレスの原因の1つである。この満員電車を解消するためにどのような方法が考えられるか?あなたの意見を800字以内でまとめよ。
通勤通学で満員電車に乗っているみなさま。
お疲れさまです。
一向に解消する気配がありませんが、当然ですよね。
なぜなら誰も本気で解決する気が無いからです。
しかし、何かしら方法はあるはず。
この機会に、満員電車を解消する方法をあなたも考えてみてください。
今回の記事では「満員電車」をテーマに小論文を書いていきます。
それではご覧ください。
【小論文・例文集】満員電車【解決法とは?】
お題:通勤ラッシュ時の満員電車は、現代人のストレスの原因の1つである。この満員電車を解消するためにどのような方法が考えられるか?あなたの意見を800字以内でまとめよ。
① 都心の通勤ラッシュ時の電車は必ずと言っていいほど満員になる。満員電車によるストレスを感じている現代人は多く、そのストレスがその後の仕事や学業に悪影響を及ぼしている。ベストなパフォーマンスで1日を過ごしてもらうためにも、満員電車の問題は早急に解決しなければならない。
② 私は利用者が少ない時間帯の電車に乗る人に、何かしらの特典を与えるべきだと考える。理由は、その特典欲しさに通勤ラッシュ時の利用を避ける人が出てきて、満員電車の問題が解決されるからだ。具体的には、汎用性の高いポイントを与えるべきだ。そのポイントが貯まる仕組みを定期や電子マネーと紐付けすれば、利用時間の履歴と簡単に照合できる。日本人はコツコツとポイントを貯めることが好きな国民だ。その国民性を利用して、ポイントカードを集客に使っている企業は多い。したがって、ポイントという仕組みを利用すれば、利用者の少ない時間帯に人を流せるはずだ。
③ しかし「ポイントの財源はどうするんだ。ポイントを付与することは利益の減少につながる」という意見もあるだろう。確かに、ポイントを付与するのは当然企業の負担になる。満員電車を解消できても、利益が下がってしまっては企業が損をするだけだ。しかしこの問題は、電車賃を全体的に値上げをすることで解決できる。値上げによって得た利益をポイントに回せば、財源の問題は解決される。値上げの理由も、堂々とポイントに使うためと言ったほうがいい。そうすれば、より通勤ラッシュ時の利用を避ける動機付けがされ、ますます満員電車の問題が解決していくだろう。
④ 通勤ラッシュ時のストレスは日本の大きな社会問題である。その問題を解決するために、ポイントの仕組みを利用するべきだろう。国民性を利用したプランを実行することで、自然と満員電車は解決すると私は考える。
例文解説
通読お疲れさまでした!
「利用者が少ない時間帯の電車に乗る人に、何かしらの特典を与えるべき」という主張を軸に小論文を書いてみました!
この小論文は以下4つのブロックで構成されています。
- テーマ解説と問題提起
- 主張(利用者が少ない時間帯の電車に乗る人に、何かしらの特典を与えるべき)
- 主張に対する批判(ポイントの財源はどうする→値上げして得た利益を使う)
- まとめ
それぞれのブロックを簡単に解説していきますね。
①テーマ解説と問題提起
テーマの解説+問題提起という王道の書き出しです。
非常に使い勝手がいいので、ぜひ身につけてください。
②主張
①の問題提起に対する主張をするという、オーソドックスな書き方です。
主張に加えて「理由」と「具体例」をいれたのがポイントです。
この2点を加えることで、主張の説得力が増します。
- 理由→特典欲しさに、通勤ラッシュ時の利用を避ける人が出てくるから
- 具体例→定期や電子マネーと紐つけて、ポイントを貯められるしくみを作る
③主張に対する批判
あえて自分の主張に対する批判を書くのは、小論文の鉄板テクニックです。
小論文が議論しているような形式になり、文章に深みが出ます。
しかし最後は、批判に反論して締めるようにしてください!
主張に対する批判だけ書いて終わってしまうと、悪い印象を与えたままになってしまいます。
それでは本末転倒ですからね。
- 主張に対する批判→ポイントの財源はどうする
- 批判に対する反論→値上げして得た利益を使う
④まとめ
最後は今まで述べてきたことを、表現を変えて短くしただけです。
②と③の重要な部分だけを抜き出して伝えれば十分でしょう。
オマケとして、今回と同じ構成の小論文を詳細に解説したページを載せておきますので、参考にしてください。
「他の例文からも学びたい!」という人は下記のページへ。
複数のお題から学ぶことであなたの小論文の幅が広がり、どんなテーマにも対応できる力が身につきます。
テーマの振り返り、感想
今回は、すこし飛躍した内容になっています。
しかし、テクノロジーが発達した今なら十分できる話ですよね。
人間はお得情報に敏感なので、ぜひポイントで利用者を分散させるべきだと思います。
利用者が多い時間は割高に、利用者が少ない時間帯は割安に。
まさに需要と供給の法則を利用した、まともなプランだと思いませんか?
あなたもこの機会に、満員電車を解消する方法を考えてみてください。
思考を重ねれば重ねるほど、あなたの脳は成長していきます。
今回の記事は以上になります!
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最後まで見ていただき、ありがとうございました!