この記事の内容は、YouTubeでも解説しています
この記事は、上のような悩みを持っている人に向けて書かれています。
では記事の詳細に入る前に、まずは軽く僕の自己紹介をさせてください。
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あなたは、PREP法という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
簡単に言うと、PREP法とは以下4つの流れで文章を組み立てるテクニックを意味しています。
- 結論(Point)
- 理由(Reason)
- 具体例(Example)
- 結論(Point)
ちなみに、「Prep」という英単語もあるんですけど、その英単語は関係ありません。4つの流れそれぞれを英単語化して、頭文字をくっつけて「PREP法」と呼んでいます。つまり、ここで言うPREPとは造語です。
そしてですね、この流れで文章を組み立てるとめちゃくちゃ伝わりやすい文章が仕上がります。一言でいえば、PREP法は神テンプレートです。僕自身もPREP法は普段からめちゃくちゃ使用しています。
今回は、このPREP法の「良さ」と「使える場面」を徹底解説することで、あなたにもPREP法を使いこなせるようになって頂きます。このPREP法を使いこなせるようになると、
- 日常会話で自分の想いをスムーズに伝えられる
- 自己PRを分かりやすく伝えられる
- メールやチャットで要件を分かりやすく伝えられる
- 長文を書く際の構成を上手く整えられる
という力が身につきますので、ぜひ学んでいってください!
また、途中途中でPREP法を用いた例文もつけますので、そちらもぜひ併せてご覧になってください。
PREP法の「良さ」とは?
では最初に、PREP法の「良さ」を理解していきましょう。
結論から言うと、「相手の疑問を順番に解消する流れになっていること」がPREP法の良さです。
先程PREP法とは、
- 結論(Point)
- 理由(Reason)
- 具体例(Example)
- 結論(Point)
の4つの流れで文章を組み立てるテクニックと説明しました。
実はこの流れよく見ると、相手の疑問を順番に解消する流れになっているんですよ。
まず大前提として、PREP法を使用する時には必ず相手がいます。ここで言う相手とは、「会話の相手」や「自分が書いた文章の読み手」だと思ってください。
そして、ここで考えてほしいのですが、「会話の相手」や「自分が書いた文章の読み手」がまず知りたいことって何でしょうか?それは、「結論」です。
あなたの周りに、結論までにたどり着くまでが長くて、何を言いたいのか分からない人っていませんか?そういう人の話を聞いていると、
のという疑問が生じますよね。そして、ここで有効になるのがPREP法です。PREP法は最初に結論から述べますので、相手が抱く疑問を瞬時に解消できるわけです。
そして、さらに考えていきます。結論を言った後に相手が気になることは何でしょうか?それは、「理由」です。例えばあなたが誰かに、「私と付き合ってほしいです!」と告白をされたとします。ちなみに、この告白はPREP法で言うところの結論です。
この告白を受けたらあなたは、
という疑問を抱きますよね。ここで、PREP法が活きてきます。PREP法では結論の後に理由を述べるので、「私と付き合ってほしいです!」と言った場合次に、「なぜなら、あなたが好きだからです」と言うイメージです。
これで、「なんで僕と付き合いたいと思ったのだろう?」という疑問が解消されましたよね。
ただ、ここで終わりではありません。「なぜなら、あなたが好きだからです」と言われたでけでは、「好き」に込められた想いがまだまだ伝わっていませんよね。つまり、
という疑問が生じるというわけです。ここで、PREP法が活きてきます。PREP法では理由の後に具体例を述べるので、理由を言ったことによって生じた疑問を瞬時に解消できます。
イメージとしては、「なぜなら、あなたが好きだからです」と言った後に、「あなたは自分の夢を叶えるために、日々淡々と頑張っていますよね。どんなに辛い事があっても弱音を吐かずに、ひたむきに頑張る姿勢がとても素敵です。そんなあなたの姿を見て、私は心惹かれました。そしていつしか、遠くから見守るだけでは飽き足らず、近くからあなたを支えていきたいと思うようになりました。」と具体的な想いを述べる感じですね。
このように具体的な話があると、「なぜなら、あなたが好きだからです」という理由に込められた想いが十分に伝わります。
以上で言いたい事は十分に伝わっていますので、これで終わりにしてもいいのですが、最後にもう一度結論を言うことによって、文章の締りがよくなります。つまり、最後の結論に関しては「相手の疑問を順番に解消する流れになっていること」という良さとはあまり関係ないです。
ちなみに、ここまで述べてきた告白の例にしたがって最後の結論を述べる場合は、先程の具体的な想いを述べた後に、「だから、私と付き合ってほしいです!」と言うイメージですね。
ここで注意点なのですが、「最初の結論」と「最後の結論」は絶対に同じものを使用してください。最初と最後で結論がズレてしまうと、結局何が言いたいのか分からなくなりますからね。
では、ここまで例として使ってきた告白文を通しで見てみましょう。
P「私と付き合ってほしいです!」
R「なぜなら、あなたが好きだからです」
E「あなたは自分の夢を叶えるために、日々淡々と頑張っていますよね。どんなに辛い事があっても弱音を吐かずに、ひたむきに頑張る姿勢がとても素敵です。そんなあなたの姿を見て、私は心惹かれました。そしていつしか、遠くから見守るだけでは飽き足らず、近くからあなたを支えていきたいと思うようになりました。」
P「だから、私と付き合ってほしいです!」
はい、いかがでしょうか?
この告白が成功するかどうかは別として、言いたい事は十分に伝わっていますよね。
このように、PREP法は自分の想いを伝える場面でめちゃくちゃ活用できますので、ぜひ身につけてほしいです。
また、ここで強調しておきたいのは、「PREP法において大事なのはE(具体例)の部分」ということです。
ここを頑張って説明するかどうかで、あなたの想いがしっかり伝わるか否かが決まってきます。
では次に、具体的にどんな場面で使えるかを確認していきます。
PREP法が「使える場面」とは?
一言でいえば、PREP法が使える場面とは「自分の想いを伝える場面」と表現できますね。
つまり、めちゃくちゃ幅広い場面で使えるということです。会話や文章作成は「自分の想いを伝えるため」に存在している行動とも言えますので、職業によってはほぼ毎日というレベルで使えるでしょうね。
具体的には、以下のような場面で使うことをオススメします。
- ガクチカ
- 仕事上のメール
- 上司からの質問への返答
いずれも自分の想いをハッキリと伝える必要があるものですよね。
こういう場面でPREP法は真価を発揮します。
では例として、ガクチカで例文を1つ作ってみましょう。
例:あなたが学生時代に頑張ったことを教えてください
P「私はダンスサークルでの活動に力を入れてきました」
R「なぜこの活動に力を入れたかと言うと、毎年学内で開かれるダンスコンテストで優勝するためです」
E「学内のダンスコンテストは大規模に開催されており、あらゆるメディアのカメラが入ります。そこで優勝することで、様々なショーやイベントからのオファーを頂くことができます。両親がダンサーということもあって、ダンスで活動することが小さい頃からの夢でした。ただ、いくらダンスの練習を頑張ってもキッカケが無ければ公の場で活動できないので、ダンスコンテストでの優勝は私にとって大きな目標となりました」
P「以上のことから、私はダンスサークルでの活動に力を入れてきました」
はい、いかがでしょうか?学生時代に頑張ったことが、想いと共に伝わっていると思います。
繰り返しになりますが、重要なのは「E(具体例)の部分です。
P・R・Pの部分はサラッと書いても大丈夫ですが、Eの部分だけはしっかりと書くようにしましょう。
さいごに
今回は、以下4つの流れで書くPREP法について解説してきました。
- 結論(Point)
- 理由(Reason)
- 具体例(Example)
- 結論(Point)
そして、最後にもう一度強調しておきたいのは、「相手の疑問を順番に解消する流れになっていること」がPREP法の良さということですね。
どんな会話や文章にも言えることですが、疑問が残るような伝え方は相手に不信感を抱かせます。例えば集合時間に遅れる時に、「ちょっと遅れるわ」という人と「5分くらい遅れるわ」という人では、明らかに後者の方が印象良いですよね。なぜかと言うと、相手に疑問を残さない配慮ができているからです。
相手に疑問を残さないようにコミュニケーションを取るのは難しいのですが、PREP法を使って頂くことで、ある程度は疑問を残さないコミュニケーションを取ることができます。
本当に幅広い場面で使えますので、ぜひ今回の教えを何回も反復して見直してください。PREP法を身につけることで、きっと就職活動や日々の仕事でのコミュニケーションがスムーズになりますよ。
では、以上となります。
最後まで見て頂き、ありがとうございました。