・「医療過誤について考察したい」
・「小論文の書き方を学びたい」
こんにちは、TKです。
私は小論文の書き方を、「たった1冊」の本だけで身につけました。
実際にその小論文を利用して、大学に合格したという実績を持っています。
今回の記事は、小論文・例文集第21弾です。
お題はこちら。
お題:2018年8月、誤って肺がんと診断された女性の肺の一部が摘出される医療過誤が発生した。このような医療過誤を防ぐためにはどのような方法が考えられるか?あなたの意見を800字以内で述べなさい。
医療過誤とは、人のミスによって引き起こされる事故のことです。
肺がんの患者と間違えられて肺を摘出されるなんて…。
信じられない話ですが事実なんですね。
この医療過誤を無くすために、どのような方法をとるべきだと思いますか?
今回の記事では「医療過誤」をテーマに小論文を書いていきます。
看護医療業界を目指す方におすすめの記事です!
それではご覧ください。
【医療過誤】どうやって解決する?【小論文・例文集第21弾・看護医療向け】
お題:2018年8月、誤って肺がんと診断された女性の肺の一部が摘出される医療過誤が発生した。このような医療過誤を防ぐためにはどのような方法が考えられるか?あなたの意見を800字以内で述べなさい。
① 医療過誤とは、人為的なミスによって患者の利益を損なう事故のことである。例えば2013年8月に、誤った診断により女性の肺の一部が摘出されてしまった。女性の肺は健康なものであった。このような医療過誤を防ぐために、病院はどのような施策をとるべきだろうか?
② 私は医療過誤の失敗を元に、徹底的なマニュアルを作成するべきだと考える。なぜ失敗を元に作成するべきか?理由は、机上の空論だけで作成したマニュアルでは現場で通用しないからだ。例えば肺を間違って摘出してしまった医療過誤が2013年8月に発生したが、こんなミス事前に予想できるだろうか?おそらく誰も予想できなかったはずだ。このように本当のミスというものは事前に予想することが難しい。したがって失敗を元にした、現場で通用するマニュアルを作成する必要があるだろう。
③ しかし一つ注意するべき点がある。それは、人間は平和な環境に慣れてしまうということだ。医療過誤は頻繁に起きるものではない。したがってマニュアルを徹底して守らなくても、医療過誤は発生しないのが普通だ。しかしマニュアルを守らないことが当たり前になると、いずれ同じような医療過誤を繰り返すことになる。病院全体の意識を高めるためにも、定期的に医療過誤に関する集会を開くべきだ。医療過誤の悲惨さを再確認させることによって、マニュアルを守る意義を全員で共有することができるのだ。
④ 失敗を元にした徹底的なマニュアルを作成すれば、現場で通用するマニュアルを作成することができるだろう。ただし医療過誤が起きない時間を長く経験すると、危機感が無くなり、マニュアルの存在意義が薄れてしまう。マニュアルを作成することに加え、医療過誤に関する集会を定期的に開くことで、医療過誤を防いで行けると私は考える。
例文解説
通読お疲れさまでした!
「医療過誤を防ぐために、失敗を元にしたマニュアルを作るべき」という主張を軸に小論文を書いてみました!
この小論文は以下4つのブロックで構成されています。
- テーマ解説
- 主張(医療過誤を防ぐために、失敗を元にしたマニュアルを作るべき)
- 主張に対する問題点(しばらく医療過誤が発生しないとマニュアルを守らなくなる→定期的に集会を開いて医療過誤の悲惨さを再確認する)
- まとめ
ほとんどのテーマで「①テーマ解説」と「④まとめ」は必須項目になります!
しかし②と③はテーマや書き方によって変化します。
今回の小論文は「②主張」「③主張に対する問題点」という構成です。
②では「医療過誤を防ぐために、失敗を元にしたマニュアルを作るべき」という主張を書きました。
ただマニュアルを作るのではなく、失敗を元に作ることを強調しているのがポイントですね。
③では「しばらく医療過誤が発生しないとマニュアルを守らなくなる」という主張に対する批判を書きました。
自分の主張に問題点があることを自ら指摘するという、小論文のオーソドックスな流れです。
小論文が議論しているような形式になり、深みが出ます。
ぜひ書き方の一つに取り入れてください。
オマケとして、今回と同じ構成の小論文を詳細に解説したページを載せておきますので、参考にしてください。
テーマの振り返り、感想
医療過誤は病院にとっても患者にとっても、大きな不利益になる重大なミスです。
もし全く健康な臓器を摘出されてしまったら…。
考えるだけでゾッとしますよね。
実際に医療過誤を起こした病院は、医療過誤が起きてしまった過程を事細かに発表しています。
その過程にならってマニュアルを作成していけば、少なくとも同じようなミスは防げるはずです。
医療過誤は取り返しのつかない事にもなり得ます。
悲惨なミスを糧にして、安心安全な医療が提供されるようになるといいですね。
今回の記事は以上になります!
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最後まで見ていただき、ありがとうございました!