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小論文

【義務教育】求められる改革とは?【小論文・例文集第29弾】

・「義務教育について考察したい」
・「小論文の書き方を学びたい」
・「小論文が受験や就職活動で必要になった」

 

こんにちは、TKです。

私は小論文の書き方を「独学」で身につけました。

実際にその小論文を利用して「大学に合格した」という実績を持っています。

 

今回の記事は、小論文・例文集第29です。

お題はこちら。

お題:2000年のPISAでは数学的リテラシーで世界1位だった日本。2015年の調査では5位にまで落ちた。2018年の調査は不参加とした日本だが、ランキングが更に下回ることを恐れた選択ではないかと懸念されている。このような現状を踏まえて、今後の日本の義務教育をどのように変革していくべきか?800字以内でまとめなさい。

 

PISA(OECD生徒の学習到達度調査)とは?

PISAとは、OECD加盟国の15歳児を対象に3年ごとに行われる調査で、「読解力」「数学的リテラシー」「科学的リテラシー」の3分野についてテストを実施するものである。

 

数学的リテラシー以外でも徐々に順位を落としている日本。

こんな現状を打破するために、どのような政策が考えられるでしょうか?

 

今回の記事では「義務教育の変革」について小論文を書いていきます。

それではご覧ください。

【義務教育】求められる改革とは?【小論文・例文集第29弾】

お題:2000年のPISAでは数学的リテラシーで世界1位だった日本。2015年の調査では5位にまで落ちた。2018年の調査は不参加とした日本だが、ランキングが更に下回ることを恐れた選択ではないかと懸念されている。このような現状を踏まえて、今後の日本の義務教育をどのように変革していくべきか?800字以内でまとめなさい。

① 日本の教育の質は相対的に低下している。2000年には数学的リテラシーの教科で1位を獲得していた日本。しかし2015年の調査によると、日本の順位は5位にまで落ち込んでしまった。また、他の教科でも順位は下がっているのが現状だ。この現状を踏まえて、日本の義務教育はどのような変革が求められるか?

② 私は、中学生から選択制の授業を積極的に取り入れていくべきだと考える。理由は、働き方や職業が多様化している現代で、同じ教育を全ての学生に当てはめるのは無理があるからだ。具体的にはオンライン授業を導入し、好きな教科を選んで受講できる時間を、徐々に増やしていくことが望ましい。このような環境が整えば、自分で学びたい教科を、豊富な選択肢から選ぶことが可能になる。自分が選択した教科ならより好奇心を持って勉強できるので、学生にとって有意義な時間になるはずだ。

③ しかし「好きな授業だけを選ばせるのはランキングを上げることにはまったく繋がらない、むしろランキングを下げる要因にもなり兼ねない」という問題がある。しかし「無理にランキングにこだわる必要はない」というのが私の考えだ。そもそも、働き方が多様化している現代で、全ての教科を満遍なく学ぶ必要があるのだろうか?私はないと考える。最低限の教養は学ばせるべきだが、深く学ぶ教科は本人が選ぶべきだ。ランキングの面で考えたら、この案は得策と言えないかもしれない。しかし、自分の興味のない分野の勉強には身が入らないのが普通だ。ランキングにこだわるよりも、本人が学びたい分野を深く学べるほうが、本人にとっても社会にとってもプラスに働いていくだろう。

④ 日本の学力ランキングは2000年に比べて低下してしまった。しかし今取るべき政策は、選択制の授業を増やすことだろう。働き方が多様化した今、全ての教科の底上げを図る必要はない。それぞれが好きな教科を選んで勉強していくほうが、現代の流れにあった教育方法になると私は考える。

例文解説

通読お疲れさまでした!

 

「中学生のうちから、選択制の授業を増やすべき」という主張を軸に小論文を書いてみました!

 

この小論文は以下4つのブロックで構成されています。

  1. テーマ解説と問題提起
  2. 主張(中学生のうちから、選択制の授業を増やすべき)
  3. 主張に対する批判(ランキングを上げることに繋がらない→そもそもランキングを上げる必要はない)
  4. まとめ

 

それぞれのブロックを簡単に解説していきますね。

①テーマ解説と問題提起

テーマの解説+問題提起という王道の書き出しです。

 

非常に使い勝手がいいので、ぜひ身につけてください。

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②主張

①の問題提起に対する主張をするという、オーソドックスな書き方です。

 

主張に加えて「理由」と「具体例」をいれたのがポイントです。

この2点を加えることで、薄っぺらい主張になることを避けられます。

 

  • 理由→同じ教育を全ての学生に当てはめるのは無理があるから
  • 具体例→オンラインの授業を導入する

③主張に対する批判

あえて自分の主張に対する批判を書くのは、小論文の鉄板テクニックです。

小論文が議論しているような形式になり、文章に深みが出ます。

 

しかし最後は、批判に反論して締めるようにしてください

 

主張に対する批判だけ書いて終わってしまうと、悪い印象を与えたままになってしまいます。

それでは本末転倒ですからね。

 

  • 主張に対する批判→ランキングを上げることに繋がらない
  • 批判に対する反論→そもそもランキングを上げる必要はない

④まとめ

最後は今まで述べてきたことを、表現を変えて短くしただけです。

②と③の重要な部分だけを抜き出して伝えれば十分でしょう。

 

オマケとして、今回と同じ構成の小論文を詳細に解説したページを載せておきますので、参考にしてください。↓

800字の小論文の「王道の書き方」教えます【私はこれで大学入りました】 この記事を読むメリット 800字の小論文の構成を習得できる 800字の小論文の解答例を見ることができる ...

 

「他の例文からも学びたい!」という人は下記のページへ。

小論文・例文集【定期的に更新中!】

複数のお題から学ぶことであなたの小論文の幅が広がり、どんなテーマにも対応できる力が身につきます。

テーマの振り返り、感想

書き終わった後に思ったのですが、主張内容があまりよろしくないと思いました…。

PISAは基本的な学力を調べるためのテストなので、そのランキングを上げる必要は無いと言うのは無理があったかも知れませんね。

 

しかし今の時代を生き抜くには「オンリーワン」になることが有効だと思っています。

なぜなら、当たり前のことは誰でも簡単にマネてきてしまう時代だからです。

なので「若いうちから好きなことに特化するべき」というのが私の意見ですね。

今回の記事は以上になります!

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最後まで見ていただき、ありがとうございました!

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