・「ゴミ問題について考察したい人」
・「受験や就職で小論文が必要になった人」
こんにちは、TKです。
私は小論文の書き方を「独学」で身につけました。
実際にその小論文を利用して「大学に合格」という実績を持っています。
今回の記事は、小論文・例文集です。
お題はこちら。
お題:現状のペースでゴミを捨て続けると、2040年には最終処分場が満杯になると言われている日本。この状況を改善するために、私達はどのような方法をとるべきか?あなたの考えを800字以内でまとめなさい。
毎日1kgのゴミを出していると言われる日本人。
実は行き場のないゴミを主にアジアの国々に輸出して、なんとか処理していたのですが、最近ゴミの受け入れを禁止する国が増えてきました。(参考:22世紀を生きる君へ)
ゴミ問題を解決するためには、わたし達ひとりひとりの協力が不可欠です。
あなたはこの問題を解決するために、どのような方法をとるべきだと思いますか?
今回の記事では「ゴミ問題」をテーマに小論文を書いていきます。
それではご覧ください。
【小論文・例文集】ゴミ問題【マイ容器で解決?】
お題:現状のペースでゴミを捨て続けると、2040年には最終処分場が満杯になると言われている日本。この状況を改善するために、私達はどのような方法をとるべきか?あなたの考えを800字以内でまとめなさい。
① 日本のゴミ問題が深刻な状況を迎えようとしている。日本はこれまで、行き場のないゴミを海外や最終処分場へ押し付けていた。しかし、最近になってゴミの輸入を制限する国が増えてきたし、最終処分場も2040年には満杯になると言われている。このゴミ問題を解決するためには、どのような方法が考えられるだろうか?
② 私はゴミ問題を解決するきっかけとして、テイクアウトをする際に、容器を持参する文化を根付かせるべきだと考える。理由は、テイクアウトに用いる容器は基本的に使いまわすことはせず、ほとんどの場合ゴミになってしまうからだ。例えば牛丼のテイクアウトで使用する容器は、食べ終わった後はほぼ間違いなくゴミになる。しかし、客が容器を持参することによって、その容器に牛丼を入れてもらえば、ゴミの発生を防げる。このように、テイクアウトで使用する容器を客に用意させれば、ゴミの量を大きく減らすことができるのだ。
③ しかし、テイクアウトを頼むためにわざわざ容器を持参するのは、客にとって面倒な行為だと言われるかもしれない。確かに、わざわざ自宅から容器を持っていくのは手間がかかる。そこで、容器を持ってきた客には、割引のサービスを与える方法が考えられる。割引が適用されれば客は容器を持参する動機づけがされるし、企業側もクリーンなイメージを世間に与えることができる。このように消費者にコストを意識させれば、自然と容器を持参する分化が根付くはずだ。
④ ゴミ問題を解決するためには、日々発生するゴミの量を減らす取り組みが必要だ。まず手始めとして、テイクアウトで発生するゴミを減らすべきだろう。客に容器を持参させる仕組みを作ることによって、ゴミを減らす意識が国民に根付き、ゴミ問題を解決するキッカケになると私は考える。
例文解説
通読お疲れさまです!
「テイクアウトをする際に、容器を持参する文化を根付かせるべき」という主張を軸に小論文を書いてみました!
この小論文は以下4つのブロックで構成されています。
- テーマ解説と問題提起
- 主張(テイクアウトをする際に、容器を持参する文化を根付かせるべき)
- 主張の問題点(わざわざ容器を持参するのは、客にとって面倒→容器を持ってきた人に割引サービスを与える)
- まとめ
それぞれのブロックを簡単に解説していきますね。
①テーマ解説と問題提起
テーマの解説+問題提起という王道の書き出しです。
非常に使い勝手がいいので、ぜひ身につけてください。
②主張
①で提起した問題に答えるというオーソドックスな流れですね。
主張に加えて「理由」と「具体例」を書いたのがポイントです。
この2点を書くことによって、主張の説得力が増します。
- 理由→テイクアウトに用いる容器は、一回使用したらゴミになるから
- 具体例→牛丼のテイクアウトで使用する容器は、食べ終わった後はほぼ間違いなくゴミになる
③主張の問題点
あえて自分の主張の問題点を上げるのは、小論文の鉄板テクニックです。
小論文が議論しているような形式になり、文章に深みが出ます。
しかし最後は、問題点を解決する方法、もしくは問題点をフォローする形で締めるようにしてください!
主張の問題点を上げて終わってしまうと、悪い印象を与えたままになってしまいます。
それでは本末転倒ですからね。
- 主張の問題点→わざわざ容器を持参するのは、客にとって面倒
- 問題点の解決方法→容器を持ってきた人に割引サービスを与える
④まとめ
最後は今まで述べてきたことを、表現を変えて短くしただけです。
②と③の重要な部分だけを抜き出して伝えれば十分でしょう。
オマケとして、今回と同じ構成の小論文を詳細に解説したページを載せておきますので、参考にしてください。
「他の例文からも学びたい!」という人は下記のページへ。
複数のお題から学ぶことであなたの小論文の幅が広がり、どんなテーマにも対応できる力が身につきます。
今回の記事は以上になります!
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最後まで見ていただき、ありがとうございました!