YouTubeでも解説しています
この記事は、上のような悩みを持っている人に向けて書かれています。
では記事の詳細に入る前に、まずは軽く僕の自己紹介をさせてください。
- 小論文を使って大学に合格
- 小論文の書き方を教える当ブログを作成
- 小論文の添削を通じて大学合格者を輩出→小論文添削サービス
- 昇格試験論文のサポートを多数こなした経験あり→小論文サポートサービス
- 某省庁のエントリーシートのサポートをこなした経験あり→小論文サポートサービス
- 小論文の本質を教える書籍を出版↓
- 論文関連のYoutube動画を作成↓
人は生きていれば、以下のような場面で文章を書くことが求められますよね。
- 受験
- 就活
- 仕事
数十文字程度の短い文章であれば、パパッと書ける人も多いでしょう。
ただ、数百文字になった瞬間に思考停止してしまい、立ち尽くしてしまうことが往々にしてあると思います。
では、なぜ人は数百文字の文章を書くことができないのか?
その疑問を深掘りしつつ解決策についても提示しますので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、難しい表現は使いませんし、分かりやすい例も交えていきますので、お気軽に読み進めてください。
【解決法あり】なぜあなたは文章が書けないのか【3つの原因】
なぜあなたは文章が書けないか。
結論から言うと、以下3つの原因が考えられます。
- 構成を考えていないから
- 引き出しが足りていないから
- 伝えたい想いを明確にしていないから
もちろん、上記以外にも文章が書けない原因はいくらでもあるでしょう。
ただ、様々な人の文章作成をサポートしてきた僕の経験上、上記3つの原因が多いと感じています。
では、1つ目の原因から確認していきましょう。
構成を考えていないから
1つ目の原因が、「構成考えていないから」です。
今回の記事では3つの理由について解説しますが、この「構成を考えていないから」という理由が最も重要であると思ってください。
ここで言う構成とは、文章をいくつかのブロックに分けることを意味しています。
ただ、こう言われてもちょっとイメージが湧きにくいと思いますので、例を交えながら説明していきますね。僕は過去の記事にて、800字の小論文は以下のような構成で書くと良いと教えています。
- テーマの解説(目安:150字前後)
- 主張(目安:250字前後)
- 主張に対する批判・問題点(目安:250字前後)
- まとめ(目安:150字前後)
800字の小論文を800字のまま捉えるのではなく、150字や250字に分けていくイメージですね。
では、なぜこのように構成を考えていくべきかという理由を説明します。
それは、こうしないと長文を書けないからです。
もちろん、世の中には構成など考えず、スタートからゴールまでスラスラ書ける頭の良い人もいるでしょう。ただ、僕はそういう人間ではありませんし、多くの方もそうではないと思います。
あなたも、「書いている途中で何を伝えたいかわからなくなってきた」「書いている文章にまとまりが無くなってきた」という経験をしたことがあるでしょう。
ただ、LINEのように数十文字程度の文章であれば、そこまで破綻することなくメッセージを伝えられますよね。さらに言えば、1行程度の極めて短い文章であれば、ほぼほぼ正確に伝えたいことを伝えられますよね。
以上をまとめると、長い文章を書こうと思った時は、「少ない文字数の文章を積み上げる」というやり方が効果的となります。少ない文章であれば破綻を起こしにくいですからね。
また、この手法のポイントは、細かい文章に役割を持たせることです。では、また例を交えて説明します。先程提示した構成では、以下のように、文字数に加えて役割も書いてありましたよね。
- テーマの解説(目安:150字前後)
- 主張(目安:250字前後)
- 主張に対する批判・問題点(目安:250字前後)
- まとめ(目安:150字前後)
単に細かく分ければ良いわけではなくて、このように役割を持たせる意識が重要です。細かく分けただけでは、結局何を書けばいいのか分からなくなってしまいますからね。
ザックリでもいいので、文字数を細かく分け、それぞれの文章の役割を考えてみてください。
しつこいようですが、これは長文を書く際の必須事項です。この作業抜きにして、まとまりのある長文を書くことはなかなかできません。
なお、「構成を考えること」というテーマに特化した記事を下に貼っておきますので、こちらもぜひ参考にしてください。
引き出しが足りていないから
2つ目の原因が「引き出しが足りていないから」です。
ここで言う引き出しとは、以下2つの事柄を意味していると思ってください。
- 知識
- 言い回し
ではまず、①の知識の引き出しから考えていきます。
例えば、「地球温暖化の解決策について800字でまとめてください」というお題が出たとします。この時、地球温暖化の原因を知らなかったり、地球温暖化による悪影響を知らなかったりした場合、何を書けばいいか分からないですよね。
このように、知識が足りていないことで文章を書けないパターンは非常に多いです。したがって、出題されるテーマ、あるいは出題されると想定されるテーマの勉強は必ず行ってください。また、勉強をする際に意識するべきポイントは以下3つです。
- 原因
- 影響
- 解決策
なぜこれら3つがポイントとなるかと言うと、大抵のテーマで求められる傾向があるからです。
社会問題にせよ、会社内の課題にせよ、卒業論文にせよ、大抵は「現状を上向かせる方法」について問われます。その場合、上記3つのポイントがしっかり押さえられていると、説得力がグッと高まります。
では、続けて②言い回しの引き出しについて考えてみます。
なぜ言い回しの引き出しが必要かと言うと、せっかく蓄えた知識を上手く伝えるためです。
地球温暖化の原因、地球温暖化の悪影響、地球温暖化の解決策を知っていたとしても、それを表現するすべを持ち合わせていなければ本末転倒です。あなたも一度は「言いたいことのイメージはあるんだけど、上手く言葉にできない」とモヤモヤした気持ちになったことがあると思います。
では、こうならないために、言い回しの引き出しを増やすには何をすればいいのか。解決策はシンプルで、言い回しのパターンを淡々と蓄積していくことです。どんなジャンルにも言えますが、スキルアップには地道な積み重ねが不可欠です。
なお、言い回しのパターンについてまとめた記事がありますので、ぜひそちらを参考にしてください。
この記事を参照するだけで、ある程度は言語化能力が高まります。
また、『マネするだけで「文章がうまい」と思われる言葉を1冊にまとめてみた。』という本があるのですが、これを読むのもオススメです。
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豊富な言い回しが収録されていますので、言語化に自信が無い方はぜひ読んでみてください。
伝えたい想いを明確にしていないから
では、3つ目の原因である「伝えたいことを明確にしていないから」を確認していきましょう。
文章には必ず「何かしらの伝えたい想い」がありますよね。今回の記事で言えば、僕は「文章を書けなくて困っている人に対して、原因を取り除く方法を伝えたい」という想いを持ちつつ文章を書いています。
今回の記事の分量はなかなか多いですが、この想いが根底にあるからこそ、一貫性のある内容に仕上げられています。
例えばラブレターであれば、好きという想いを伝えるために書きますよね。その想いが根底にあることで、「なぜあなたを好きになったのか」「好きという想いを踏まえて今後あなたとどういう関係になりたいのか」という感じでですね、書くべき事柄が湧いてくるものです。
したがって文章を書く前にはですね、必ず伝えたい想いを明確にしてください。
言い換えれば、なぜその文章を書くのかという目的を明確にしてください。
この事前準備があるのと無いのでは、文章の一貫性に天と地ほどの差が出ると思ってください。
まとめ
今回は、「なぜあなたは文章が書けないか」というテーマを踏まえて、以下3つの原因について解説しました。
- 構成を考えていないから
- 引き出しが足りていないから
- 伝えたい想いを明確にしていないから
なお、これら3つの原因を通じて強調しておきたいことがあります。
それは、「書くという行為は、事前準備で良し悪しが決まる」ということです。
まあこれは、どんな事柄にも言えることだと思います。やはりなんでもそうですが、準備無しに結果を出すことはできませんよね。本番当日に全力を出すことが重要なのではなく、本番までの日々をどれだけ準備に充てられるかで結果は決まります。
もちろん、準備はめんどくさいです。ゆえに、多くの人が準備を怠ります。
ただ、だからこそ、準備をした人は相対的に見て強いと言えるでしょう。ぜひこの当たり前の事実を再確認した上で、日々の準備に全力を尽くして頂ければと思います。
では、以上です。最後まで読んで頂き、ありがとうございました!