この記事は、上のような悩みを持っている人に向けて書かれています。
では記事の詳細に入る前に、まずは軽く僕の自己紹介をさせてください。
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今回は、以下のお題で考えていきます。
お題:2024年8月5日、日経平均株価は4,700円以上の下落を記録しました。日本では投資への参加が強く叫ばれていますが、先述したようなリスクがあるのも事実です。以上を踏まえて、今後日本人は投資に対してどのような姿勢を取るべきでしょうか?あなたの考えを800字程度でまとめなさい。
2024年8月5日、日経平均株価は4,700円以上の下落を記録しましたよね。
僕も株式投資をしていますので、この日はとんでもないマイナスを食らいました…。
ただ、1週間ほどで概ね元に戻ったので一安心です。
ここでポイントとなるのは、暴落時に無闇に撤退しないメンタルです。
多くの投資家が暴落を機に投資から撤退したようですが、それはあまり良い選択だとは思いません。
長期目線で投資するなら、数日単位の暴落は気にしてはいけないのがセオリーなので。
最近はこういった投資関連のニュースも活発になってきたので、試験で問われる可能性も高くなってきたと言えます。
ぜひこの機会に投資への姿勢を考えてみましょう。
例文
お題:2024年8月5日、日経平均株価は4,700円以上の下落を記録しました。日本では投資への参加が強く叫ばれていますが、先述したようなリスクがあるのも事実です。以上を踏まえて、今後日本人は投資に対してどのような姿勢を取るべきでしょうか?あなたの考えを800字程度でまとめなさい。
日本は投資よりも貯金への意識が高いことで有名だ。そういった現状を打破するべく、NISAを新NISAへとブラッシュアップするなどの対策が取られてきた。一時期は投資家も増え日経平均株価も右肩上がりであったが、大暴落を機に投資から多くの人が手を引いてしまった。以上の事態を踏まえて、我々は投資とどう向き合っていくべきか?
結論から言うと、金融リテラシーを身につけ、長期投資に冷静に向き合える姿勢を取るべきだと考える。なぜなら、いくら国が制度を設けて後押ししてくれても、金融リテラシーが身についていなければ意味がないからだ。2024年8月5日前後の暴落を機に「投資などやめるべき」という声が多く叫ばれたが、そもそも投資に波はつきものであり、暴落という辛い経験を避けることはできない。この事実を知ること抜きに長期投資はできないので、まずは金融リテラシーを身につけることが求められる。
しかし、「どのように金融リテラシーを身につけるべきかが分からない」というのが投資未経験者の素直な声だろう。こういった声を踏まえて、最低限の知識は義務教育で教えていくことが望ましい。例えば、相場には波があることや、投資信託のようにリスクの低い投資もあることなど、長期投資に関する基礎的な知識を中心に教えていくべきだ。基礎的な知識が金融リテラシーを築く土台となり、結果的に長期投資に冷静に向き合える人が増えるだろう。
今回は、義務教育内で金融リテラシーを身につけさせることで、長期投資に向き合える人を育成すべきという流れで論じた。どんな相場になろうと冷静に対処できる投資家が増えることで、より多くの人が投資のメリットを享受でき、結果的に豊かな人生を送れる人も増えると私は考える。
例文解説
通読お疲れさまでした!
「金融リテラシーを身につけ、長期投資に冷静に向き合える姿勢を取るべきだ」という主張を軸に小論文を書いてみました!
この小論文は以下4つの段落で構成されています。
- テーマ解説と問題提起
- 主張
- 主張に対する懸念点
- まとめ
それぞれのブロックを簡単に解説していきますね。
①テーマ解説と問題提起
テーマの解説+問題提起という王道の書き出しです。
サラッとテーマにまつわる話をした後に、問題を投げかければOKです!
非常に使い勝手がいいので、ぜひ身につけてください。
②主張
①の問題提起に対する主張をするという、オーソドックスな書き方です。
主張に加えて「理由」をいれたのがポイントです。
ただただ自分の主張を述べるだけでなく、その後に理由を入れることによって、説得力が増しますので覚えておきましょう。
- 主張→金融リテラシーを身につけ、長期投資に冷静に向き合える姿勢を取るべきだ
- 理由→いくら国が制度を設けて後押ししてくれても、金融リテラシーが身についていなければ意味がないから
③主張に対する懸念点
あえて自分の主張に対する懸念点を書くのは、小論文の鉄板テクニックです。
小論文が議論しているような形式になり、文章に深みが出ます。
しかし最後は、懸念点を解消して締めるようにしてください!
主張に対する懸念点だけ書いて終わってしまうと、悪い印象を与えたままになってしまいます。
それでは本末転倒ですからね。
- 主張に対する懸念点→「どのように金融リテラシーを身につけるべきかが分からない」というのが投資未経験者の素直な声
- 懸念点の解消法→最低限の知識は義務教育で教えていくことが望ましい
④まとめ
最後は今まで述べてきたことを表現を変えて短くしたり、論文を通じて強調しておきたいことなどを書いたりすればOKです。
テンプレとしては、②と③の重要な部分だけを抜き出して伝えれば十分でしょう。
まとめの書き方は、要約の手法を身につければ簡単に書けるようになります。
ぜひ下記のページ及び動画を参考にしてください。
「他の例文からも学びたい!」という人は下記のページへ。
複数のお題から学ぶことであなたの小論文の幅が広がり、どんなテーマにも対応できる力が身につきます。
また、今回の例文は以下のページ及び動画の構成を使用しています。
書き方を身に着けたい方は参考にしてください。
テーマの振り返り
今後の物価高を考えると、やはり投資への意識は高めていくべきでしょうね。
資産を円だけで持っていれば、実質的に資産は目減りしていくことが想定されますので。
あなたもこの機会にぜひ投資への向き合い方を考えてみてください。
では、小論文の作成頑張ってください!