この記事の内容は、YouTubeでも解説しています
- 大学の講義で3,000文字のレポートを提出しろって言われたけど、そんな長文かけない…
- 会社からセミナー参加のレポートを1,000字前後で出せって言われたけど、何をどう書けばいいのよ…
この記事は、こんな悩みを持った方に向けて書かれています。
まずは軽く、僕の自己紹介をさせてください。
独学の体験談を詳しく知りたい方は、以下のページを参照してください。
誰でも、学校や会社でいきなり「長文を書くこと」を求められることがありますよね。
ただ、いきなり長文を書けって言われても、うまく書けないと思います。
でも、書けないのが普通なので安心してください。
そもそも僕たちは長文を書く授業なんて受けていないので、書けなくて当たり前なんですよ。
ただ、出題者はそんな当たり前のことを無視して、長文を書くことを求めてきます。
なかなか理不尽です。
そこで今回は、僕が長文を書くときに「必ず」やっている準備についてお教えします。
これは、僕が論文の代行をやるときにも使っているノウハウでして、かなり使えると思います。(ちなみにサービスの評価は5点満点中、4.9点です)
しかも、その準備もそんな難しいことをしているわけじゃありません。
では、前置きはこれくらいにして、さっそく具体的な準備について見ていきましょう。
【プロが解説!】長文を書くときに「必ず」やっている準備を教えます【これやるだけで、マジで書きやすさが変わります】
結論から言うと、以下2つの要素を含んだ小見出しを作成しています。
- 書く内容
- 文字数
例えば、「ネット上で気軽にコミュニケーションをとるのに便利なSNS。このSNSはわたし達の生活を便利にする一方、様々な社会問題のきっかけになることもある。わたし達はSNSをどのように利用していくべきか?あなたの考えを800字以内でまとめなさい」
というお題があったとしたら、以下のように小見出しを作ります。
- テーマの解説と問題提起:200
- 主張:200
- 主張の懸念点:200
- まとめ:200
「:」の左にある言葉が書く内容です。
「:」の右にあるのが想定している文字数です。
課題を読むと800字で書くことを求められていますので、200×4の合計800字になるように割り振っています。
はい、長文を書く前の準備はこれだけです。
文字数が増えたら、小見出しを増やしたり文字数を増やしたりするだけですね。
全然難しくないですよね。
ただ、これで終わるとまだこのノウハウの意味もよくわからないし、実用もできないと思います。
したがって以下では、このノウハウの詳細について解説します。
そもそも、なぜ長文を書けないのか?
そもそも、なぜ長文を書けないのか?その原因を考えていきましょう。
結論から言うと、いきなり書き始めているからです。
長文を書けずに悩んでいる方の大半が、なんの構成も考えずにいきなり書き始めています。
断言しますが、いきなり書き始めたら必ず途中で文章がめちゃくちゃになります。
例えば家を作るときだって、最初に設計図を考えますよね。
それと一緒です。
文章も家と同じで完成形があるわけですから、完成形に向けての設計図を作るのは当たり前のことなんです。
多くの方はその設計図を作らないか、もしくは頭の中だけで完結させています。
ただ、人間の頭脳だけで設計図を描くのは難しいので、ちゃんと設計図を作ってから、つまりは小見出しと文字数をある程度決めてから文章を書いていきましょう。
その課題に必要な要素を事前に洗い出そう
ただ、小見出しと文字数を決めろと言われても、どういうふうに決めればいいかよくわからないですよね。
先程は、例として以下のような設計図を提示しました。
- テーマの解説と問題提起:200
- 主張:200
- 主張の懸念点:200
- まとめ:200
これはあくまでも一例なので、どんな課題に対してもこれでOKというわけじゃありません。
ただ、どんな小見出しが必要になるかとか、どれくらいの文字数が必要になるのかは、課題を踏まえればなんとなくわかってきます。
ここで強調しておきますが、完璧な小見出しと文字数を決める必要はありません。
どんな設計図でも言えることですが、後から臨機応変に修正することはよくあることですからね。
では、先程例として出した課題をもう一度見てみましょう。
「ネット上で気軽にコミュニケーションをとるのに便利なSNS。このSNSはわたし達の生活を便利にする一方、様々な社会問題のきっかけになることもある。わたし達はSNSをどのように利用していくべきか?あなたの考えを800字以内でまとめなさい」
この課題を見ると、「SNSをどのように利用するべきか?」という主張を書くことが求められています。
したがって、自分の主張は書かなければいけないことがわかります。
さらにここから、主張の前後に書くことも考えていきます。
主張をするということは、そこには必ず何かしらの「テーマ」があるわけです。
何のテーマもないのに、主張なんてできませんよね。
したがって、主張の前にテーマの解説をして、さらに問題提起をしています。
なぜ問題提起をしているかと言うと、スムーズに主張を言える流れが作れるからです。
このように、次の小見出しに移るための文章を考えるのも、長文を書くコツの1つと言えるでしょう。
そして次に考えるのは、主張の後の補足です。
その主張を提示する理由とか、その主張に対する反論などを書きます。
そうしないと、主張に説得力が生まれません。
コツは、読み手の疑問を想像することですね。
自分の主張を見た後に思うことを想像して、主張の後の文章を考えていきます。
例では、主張に対する反論を想定して、「主張の懸念点」という小見出しを作成しました。
これによって、ちゃんと懸念点も踏まえて主張を提示していることが伝わります。
そして最後に書くのが「まとめ」ですね。
これは、どんな長文でも使えます。
まとめで書くのは、今までの文章の要約とか、最も強調したいことなんかを書きます。
実際に出来上がった文章は下記のページにありますので、確認したい人はぜひ見てみてください。
文字数は増減してもOK
今回は全部200字想定で小見出しを作りましたが、別に以下のようになっても大丈夫です。
- テーマの解説と問題提起:100
- 主張:300
- 主張の懸念点:300
- まとめ:100
特に内容を濃くしたい箇所の文字数を多くして、重要じゃない箇所は減らしてもOKです。
ここは、書く人の感覚で決めていいと思います。
小見出しと文字数はざっくりでOK
大事なことなので繰り返し言いますが、「小見出しと文字数はざっくりでOK」です。
こういうノウハウを知ると、なんか完璧にやりたくなりますが、完璧にはできないので諦めてください。
僕は今回のノウハウを長文を書く際に必ず使っていますが、完璧に小見出しと文字数が一致したことなどありません。
書いていく中で小見出しを追加したり、逆に減らしたりすることもあります。
また、想定していた文字数も書いていくうちに増減することは普通にあります。
ただ、ざっくりとした小見出しと文字数を最初に決めていることで、文章の全体的な流れは崩すこと無く長文を書けています。
ざっくりとした小見出しを文字数があるのと無いのじゃ、書きやすさは天と地ほどの差が生まれますね。
まずは見よう見マネでいいので、今回のノウハウをぜひ使ってみて下さい。
まとめ
今回は、僕が長文を書くときに使用しているノウハウについてお教えしました。
もう一度そのノウハウを言うと、文章を書く前に以下2つの要素を含んだ小見出しを作成するだけです。
- 書く内容
- 文字数
これを身につけると、ホントに長文を書くのが楽になります。
最初はうまくできないと思いますが、繰り返し使っていくことで、必ず使いこなせるようになるはずです。
では、文章の作成、頑張ってください!
●関連記事