・「電子化について考察したい」
・「小論文の書き方を学びたい」
・「小論文が受験や就職活動で必要になった」
こんにちは!
私は小論文の書き方を「独学」で身につけました。
実際にその小論文を利用して「大学に合格」という実績を持っています。
今回の記事は、小論文・例文集第28弾です。
お題はこちら。
お題:テクノロジーの発展に伴い、電子化の動きが加速している。この電子化は社会にどのような影響を及ぼすか?800字以内で述べなさい。
電子化とは?
紙ベースで扱っていた資料を、電子データとして保存すること。
ペーパーレス化とも言う。
どんな会社でも「紙の資料」の置き場所に困っていると思います。
ほとんど使わないのに、とって置かなければいけないのが辛いところです。
しかし電子化によって、この問題が解決するかもしれませんよ。
あなたは電子化についてどのような意見を持っていますか?
今回の記事では「電子化」について小論文を書いていきます。
それでは、ご覧ください
【資料の電子化】メリットとデメリットを押さえよう【小論文・例文集第28弾】
お題:テクノロジーの発展に伴い、電子化の動きが加速している。この電子化は社会にどのような影響を及ぼすか?800字以内で述べなさい。
① 近年、電子化の動きが加速している。電子化とは、今まで紙ベースで扱っていた資料を電子データで保存して使用、保存することだ。この流れに伴って、電子帳簿保存法の改定が進められている。この電子化によって、社会にどのような影響が及ぼされるだろうか?
② 私は電子化によって、管理コストが大幅に削減されると考える。理由は、紙で保存している資料を電子化することで、保管しているスペースを縮小することができるからだ。例えばメーカーであれば「伝票」「請求書」「設計図」などの、紙を用いた資料を大量に保管しているのが普通だ。これらの資料がオフィスを圧迫する原因になるので、資料を置くためのスペースを借りることもある。しかし資料を全て電子化することができれば、置き場所に困ることはなくなる。結果として、管理コストを下げることができるのだ。
③ しかし電子化にはある問題点がある。それは何かしらの障害によって、電子データが消えてしまう恐れがあることだ。もし電子データが消えてしまえば、業務に多大なる支障が生じるのは間違いない。この問題に対処するためにも、バックアップデータを別の機関に保存しておくことが求められる。そうすれば、仮にデータが消失してしまっても復旧することは可能だろう。別の機関に保存するというコストが掛かるが、電子データはスペースを要するものではないの。したがって、頭を悩ませるほどの追加コストにはならないはずだ。
④ 電子化の流れによって、紙の資料を置くスペースが削減され、管理コストが大幅に減ることが予想される。しかし電子データは、何かしらの事故で消し飛んでしまう可能性も含んでいる。企業はデータのバックアップをとり、リスクに備えることで、安全に電子化の恩恵を受けることができると私は考える。
例文解説
通読お疲れさまでした!
「電子化は管理コストの削減につながる」という主張を軸に小論文を書いてみました!
この小論文は以下4つのブロックで構成されています。
- テーマ解説と問題提起
- 主張(電子化は管理コストの削減につながる)
- 主張の問題点(電子データが吹き飛ぶ可能性あり→バックアップデータをとる)
- まとめ
それぞれのブロックを簡単に解説していきますね。
①テーマ解説と問題提起
テーマの解説+問題提起という王道の書き出しです。
非常に使い勝手がいいので、ぜひ身につけてください。
②主張
①の問題提起に対する主張をするという、オーソドックスな書き方です。
主張に加えて「理由」と「具体例」をいれたのがポイントです。
この2点を加えることで、薄っぺらい主張になることを避けられます。
- 理由→紙の資料を置いておくスペースを削減できるから
- 具体例→メーカーはあらゆる紙資料を保管している
③主張の問題点
あえて自分の主張の問題点を上げるのは、小論文の鉄板テクニックです。
小論文が議論しているような形式になり、文章に深みが出ます。
しかし最後は、問題点を解決する方法で締めるようにしてください
主張の問題点を上げて終わってしまうと、悪い印象を与えたままになってしまいます。
それでは本末転倒ですからね。
- 主張の問題点→電子データが吹き飛ぶ可能性あり
- 問題点の解決方法→バックアップデータをとる
④まとめ
最後は今まで述べてきたことを、表現を変えて短くしただけです。
②と③の重要な部分だけを抜き出して伝えれば十分でしょう。
オマケとして、今回と同じ構成の小論文を詳細に解説したページを載せておきますので、参考にしてください。↓
「他の例文からも学びたい!」という人は下記のページへ。
複数のお題から学ぶことであなたの小論文の幅が広がり、どんなテーマにも対応できる力が身につきます。
テーマの振り返り、感想
働いていると感じることですが、とにかく物を置く場所が無いんですよね。
特に邪魔なのが資料です。
普段使わないのに捨てられない資料が山程あります。
もし仮に紙資料を全部電子データにできたら、相当に会社の中がスッキリするはずです。
どんどん電子化の流れが加速して「資料を紙で保存するのは無駄」みたいな時代が来ると嬉しいですね!
今回の記事は以上になります!
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最後まで見ていただき、ありがとうございました!